日本の携帯事業者が販売する携帯電話にも、ジェムアルトのSIMカードが差し込まれている。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの国内大手3社は26日、そろって「今のところ顧客の情報が漏れたリスクはないと考えている」という見解を示した。 ドコモは2001年から、auは05年からジェムアルトのSIMカードを導入。ソフトバンクも導入している。3社は採用数を公表していないが、相当数が使われているとみられる。 ジェムアルトは、第2世代(2G)の通信回線に対応したSIMカードは、暗号鍵が盗まれた場合、脆弱(ぜいじゃく)になるとしている。ただ、2G回線は新興国などでまだ使われているものの、日本では12年7月までにサービスを終了。国内の携帯電話の通信回線は、通信速度がもっと速い第3世代(3G)回線やLTE回線に移っている。 ジェムアルトは、第3世代(3G)やLTEなどの第4世代(4G)のSIMカードの