【ハーグ(オランダ)斎藤義彦】内戦状態に陥ったシリアの反体制派を支援する有志国による「シリアの友人」会合が20日、オランダ・ハーグで開かれ、アラブ連盟諸国や日本など60カ国が参加、金融制裁で協力することで合意した。アサド政権の国際的孤立化を狙った制裁で、議長のローゼンタル・オランダ外相は「各国が協力して実行することが必要だ」と呼びかけた。次回は日本で開催する。 会合は4回目で、前回より12カ国増えた。欧州連合(EU)などが原油禁輸、幹部や主要金融機関の資産凍結を実施しており、各国・機関の制裁を連携させて実効性を高めることで合意した。