友人の経営コンサルタントが先日、Facebookに面白い書き込みをしていた。クライアントとのやり取りで「その理由は三つあります」と答える話術はもう古く、今なら「さしすせそ」で答えよ、ということであった。「三つの理由」は確かにコンサルタントの基本話術として有名で、「三つある」と断言してから必死で理由を三つ考えるのである。 しかしこれからの答えは「それは『さしすせそ』です」となるわけだ。例えば「業績の良い会社とは?」と聞かれたら「最先端!新興国!ストラテジー!戦術!組織!」と答える。さ行は単語が多いので、答えが見つかりやすいからという。 筆者も「三つあります」の話術は頻繁に使っていたのだが、古いと言われてしまったので、今回は「さしすせそ」に挑戦してみようと思う。ITエンジニアに必要な「さしすせそ」を考えてみよう。 まず「さ」であるが、やはりこれは「サービス精神」だろう。サービス精神といっても何