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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/Syouka (16)

  • 著作権ムラの実態を知る一冊「日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか」 - 月明飛錫

    雑記 | 03:06 | アップルが12日に開始した無料のクラウドサービスである「iCloud(アイクラウド)」において、音楽配信機能が日では利用できないことが話題になっている。 iCloudを利用すれば、アップル社のコンテンツ配信サービス「iTunes Store」で購入した音楽を、パソコンでも、タブレット端末「iPad」でも音楽プレーヤー「iPod」でもスマートフォン「iPhone」でも、複雑な操作なしでオンラインで自動的に楽曲が配信され、楽しむことができる。音楽は家で聴くだけでなく、外出中にも聴くニーズがあるだけに、便利なサービスになるはずだったのだが、日ではこのサービスは音楽に関しては利用することができない。 なぜそうなったかというと、日音楽ライセンスの管理を担う日音楽著作権協会(JASRAC)と、金銭面や権利保護の条件などで、折り合いがつかなかったからだ。(以下、日経新

  • 女子力について、『「いき」の構造』で考えてみた - 月明飛錫

    雑記 | 02:50 | 先日、美容室に行ったときに読んだ雑誌に、「女子力」という言葉がずいぶん出てきていた。そういえば、最近よく聞く言葉だけれど、改めて考えると何を指すのかわからないところがあったので、今日はこれについて考察してみたい。 1.「女子力」の定義世間では、「女子力」をどのように定義しているのだろう。いくつかネットで拾ってみた。「キレイになりたい」と願い、行動する力(女子力向上委員会のサイトより)「女性の、メイク、ファッション、センスに対するモチベーション、レベルなどを指す言葉。」(はてなキーワード「女子力」より) なお、はてなキーワードでは、「女子力」の定義に関して諸説を紹介していた。女子力=下着力説  女性の品格や美しさは、目に見えるところだけではなく、見えないところにも美を追求しようとする「精神」から生まれるものであり、下着のオシャレを楽しむことが女子力につながるとする説

  • 言葉を発することは自由になったのに、言葉が権力に届かない - 月明飛錫

    雑記 | 01:34 | 「言葉を発することは自由になった。しかし、言葉が権力に届かない。それが問題だ。」これは、今日のNHK番組「ETV特集 ソルジェニーツィンと大統領たち」の中で、ソビエト崩壊後に自由を手に入れながら貧困の中で不満を募らせていた大衆について語った言葉。番組を観ながら、今の日でも同じことが問題になっているのではないかと感じた。 スターリンの圧政を描き、1970年のノーベル文学賞を受賞したソルジェニーツィンは、1974年に国外追放され、ソビエト崩壊後の1994年に帰国した。地方を見てまわったソルジェニーツィンの目にうつったのは、貧困の中で途方にくれる人々だった。番組の中で、彼の奥さんが語っていたことが非常に印象的だった。録画していなかったので正確な引用はできないが、概ね以下のような趣旨のことを言っていた。 共産主義から救い出されることは、全ての悪から救い出されることではな

  • ハイ・コンテクスト社会は爆発する - 月明飛錫

    雑記 | 01:37 | 文化人類学者のエドワード・T・ホールが、、「文化のコンテクスト度」という概念*1を提示した著作『文化を超えて』の中で、最近気になっている指摘がある。 まず、簡単に関連する内容を要約しておく。人間は、自己に内在するコントクストのおかげで、メッセージの情報が歪曲していたり欠落していても、それを自動的に正したり補ったりすることができる。そしてコンテクストを共有していると、いちから説明する必要がないので、コミュニケーションを効率的に行える。日のようなハイ・コンテクスト文化では、全て言葉にしなくても察してもらえるということになる。 暗黙知の共有を前提とするハイ・コンテクストの文化は、莫大な量の詳細なプログラミングの上に成り立っているだけに体系が強力であり、その体系内では創造的になりるが、変化しにくい。体系外の新しい事態に遭遇したときには、コンテクスト度の一番低いところから

  • 過保護な「はてな」と自己責任の「blogger」 2.アクセス編 - 月明飛錫

    雑記 | 02:31 | 約1年前に、グーグルが運営している「blogger」でひっそりと生け花ブログをはじめた私を待っていたのは、初日の自分以外の訪問者が1人、翌日が0人という悲惨な実態。 「はてな」でブログをはじめたときは、人気の芝居について書いたこともあって、最初から数十人が訪問したのに、それと比べると、あまりにひどい・・・ 生け花ブログだから、そんなに大勢の人に見て欲しいとは思っていなかったのだが、さすがにギョッとして、どうなっているのか調べてみると、この悲劇は私1人だけを襲ったのではなく、何人もの人が同じような悲しい現実と向き合っていた。グーグルのヘルプフォーラムにも、そうした質問があって、友人・知人に連絡して見てもらう、他のブログにコメントを残すなどの努力をしましょう、といった回答が寄せられていた。要は、自分で開拓しろってことですね。 このほかに、検索エンジンには、自分で登録し

  • 「サンライズ計画」で国民負担は発生するのか - 月明飛錫

    雑記 | 03:22 | TBSの報道によると、今月26日からフランスで開かれるG8サミットで菅首相は、2020年を目途に太陽光の発電コストを3分の1に引き下げ、設置可能な全ての屋根の5割にパネルを設置。2030年を目途にすべての屋根への設置を目指す「サンライズ計画」を発表するとのことだ。 2020年といえば、9年後。これだけの短期間で設置可能な全ての屋根の5割にパネルを設置とは、なんと野心的な計画だろう!いったい、どれだけの家に太陽パネルを設置して、どのくらいの費用が発生するのか、ざっくりと計算してみよう。 平成20年住宅・土地統計調査によると、平成20年10月1日現在における我が国の総住宅数は5759万戸、住宅のむね総数は3303万むねで、その内訳は一戸建3013万むね、長屋建は59万むね、共同住宅は214万むね。参考:http://www.stat.go.jp/data/jyutak

  • 若者から高齢者への所得移転をやめよ - 月明飛錫

    雑記 | 02:55 | 昨日の記事では、家計調査の貯蓄の推移を見ると、ほぼ一貫して貯蓄が高齢世帯に集中し(2010年では貯蓄額の62%が60歳以上の世帯)、30代以下の貯蓄が減少していることについて書いた。今日はその背景と現在の社会の問題点について書きたい。 1.人生後半に集中する資産形成チャンスごく平均的なライフスタイルでは、定年後に備えて地道に貯蓄をしていき、定年後にそれを取り崩していく。従って、60歳以上の高齢者の貯蓄が多いこと自体は、それほど不思議なことではない。 しかしそれだけでなく、多くの日人にとって、多額の現金や資産を受け取る機会が、人生の後半に集中していることが高齢者の資産が多い要因として指摘できる。それは、退職金、生命保険、相続だ。退職金は、転職をして途中でもらうこともあるが、多くの人が最も多額の退職金を得るのは、60から65歳の定年時だ。保険については、親族が亡くな

  • 浜岡原発の停止は、株主総会で決議すればいいのでは? - 月明飛錫

    雑記 | 01:00 | 菅首相が今月6日、中部電力に対し、浜岡原子力発電所の全ての原子炉の運転停止を要請したことを巡って議論がおこっている。 (以下、5月6日 菅内閣総理大臣記者会見より引用)「国民の皆様に重要なお知らせがあります。日、私は内閣総理大臣として、海江田経済産業大臣を通じて、浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転停止を中部電力に対して要請をいたしました。その理由は、何と言っても国民の皆様の安全と安心を考えてのことであります。同時に、この浜岡原発で重大な事故が発生した場合には、日社会全体に及ぶ甚大な影響も併せて考慮した結果であります。」参考:http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201105/06kaiken.html この要請の法的根拠についての記者からの質問に対して、菅首相は「私が今日申し上げたのは、中部電力に対する要請であり

  • ヘンリー・ダーガー展−60年の孤独が生んだ「非現実の王国」 - 月明飛錫

    美術 | 02:10 | ゴールデンウィークの美術特集最終回の今日は、ラフォーレミュージアム原宿で開催されている『ヘンリー・ダーガー展 〜アメリカン・イノセンス。純真なる妄想が導く「非現実の王国で」』。 20世紀アメリカ美術における最大の謎ともいわれるアウトサイダーアート*1の代表的な作家ヘンリー・ダーガー。ポスターを見ると可愛らしいイラストのようにも見えるけれど、彼の作品には彼自身の痛ましい境遇と痛切な表現欲求に加えて、アメリカ社会の残酷な現実が埋め込まれている。作者はこの人↓ヘンリー・ダーガー Wikipediaより 【略歴】1892-1973。アメリカ、イリノイ州シカゴ生まれ。4歳になる直前で母親と死別し、妹は里子にだされる。8歳で児童養護施設へ収容。12歳のときに劣悪な環境の精神薄弱児収容施設へ移送されるが、17歳で脱走。 シカゴの病院で清掃人として働く傍ら、誰に知られることなく、

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    tartvf 2011/05/08
  • 年金積立金が危ない! - 月明飛錫

    雑記 | 02:17 | 今日は、以前書いたエントリー「年金革命3 年金基金枯渇の可能性」のフォロー。 以前のエントリーのポイントは以下の3つだった。高齢化社会においては、年金の積立金は徐々に取り崩されていき、マイナスの資形成になる。 年金積立金の資産額は、ピーク時の2005年度末150兆円から、2009年度末には128兆円に減少しており、今後も積立金の減少は続く可能性が高い。 「100年安心」をうたった現行の年金計画は非常に楽観的な数字に基づいている。厚生労働省は、賃金上昇率や運用利回りが過去10年の平均で推移した場合、2031年度に厚生年金の積立金が枯渇し、年金制度が破綻するという試算を出している。 それから3ヶ月が経過し、早急に手を打たなければ、年金積立金の枯渇がさらに早まる可能性が出てきた。 1.年金財源2.5兆円を東日大震災の復旧費用に転用東日大震災の復旧に向けた2011年

  • 市民運動家首相の限界 - 月明飛錫

    雑記 | 03:02 | 1.政治の機能不全震災対応や先の統一地方選挙の敗北を受けて、菅首相への批判や退陣を求める動きが加速している。3月11日におこった東日大震災から50日が経過したが、これは天災ではなく人災であるという言い方を超え、「菅災」との声まであがっている。参考:時事ドットコム:「菅災だ」「官邸去れ」=野党が辛辣批判 政治が機能不全に陥っていることは、今回の大規模な被害に、平時の法体系では対応しきれないにもかかわらず、一ヵ月半経っても震災関連の立法が行われていなかったことからも明らかだ。1つ例をあげよう。1000年に1度ともいわれる大津波はあらゆるものを押し流し、船が陸に打ち上げられ、民家に自動車が乗り上げた。現行の法律では、修理すれば使用可能な自動車や船舶を、持ち主の許可なくして撤去したり壊したりすることはできない。しかし、死者・行方不明者が2万人を超え、10万人以上が避難生

  • 残ったのは「長寿神話」 - 月明飛錫

    雑記 | 03:36 | 先日、90年代の金融危機と今の原発事故についての比較のエントリーを書いたときに、90年代からの20年で、多くの「日の神話」が崩壊したことを改めて感じた。 代表は、銀行不倒神話。といっても、20代の方にはピンと来ないかもしれないけれど、昔は都市銀行が倒産するなどということは、ありえないことのたとえのように使われていた。例えば、80年代に絶大な人気を誇っていたアーティストの松任谷由実(ユーミン)さんは、ラジオ番組で、 「私のアルバムが売れなくなるって事は、都市銀行が潰れる時代になるってこと」 と豪語した。これは、都市銀行が潰れる時代に入ると自分のアルバムが売れなくなるということを予言したというより、そんなことはありえない、という自信のあらわれの発言だったはずだ。正確には都市銀行は倒産はせずに、吸収合併されていったのだが、実質的には倒産したも同然だった。 バブルの崩壊

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    tartvf 2011/04/20
  • ザッカーバーグ氏を救ったソーシャル・ノート - 月明飛錫

    雑記 | 03:01 | ハーバード大学の試験で、指定図書を読まず授業にも出席しなかった学生が、困った挙句、ネット上に授業に関する議論スペースを設置。24時間もしないうちに級友たちは協同でノートを作成し、クラスの誰もがテストを優秀な成績で通過できた。その学生の名は、マーク・ザッカーバーグ、フェイスブックの創業者だ。 1.デジタルネイティブが世界を変える今日読んでいた『デジタルネイティブが世界を変える』(ドン・タプスコット著、翔泳社)に、面白いエピソードが紹介されていた。 デジタルネイティブが世界を変える作者: ドン・タプスコット,栗原潔出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2009/05/14メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 62回この商品を含むブログ (34件) を見る 2004年1月、ハーバード大学の「アウグストゥス時代のローマ」という歴史の授業に一度も出席せず、指定され

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    tartvf 2011/03/07
  • 革命と新たなメディア - 月明飛錫

    雑記 | 03:09 | 歴史を振り返ってみると、新たに登場したメディアは革命を後押ししてきたといえる。 1.東欧革命とテレビ1989年にベルリンの壁崩壊からはじまった東欧革命は、テレビによって後押しされたといわれている。テレビの電波には国境はないため、東欧諸国の人々は西側のテレビのニュース映像を見ることができ、何が起こっているか知ることができたし、西側の生活が自分たちとかけ離れていることがわかったからだ。 もちろん、一連の東欧革命の背景には、1985年に旧ソ連(現ロシア)大統領に就任したゴルバチョフ大統領が推し進めたペレストロイカがある。80年代後半にポーランドやハンガリーでは民主化が少しずつ進んでいったが、東ドイツではドイツ社会主義統一党が依然として厳しい態度で臨んでいた。そうした中で、1989年にハンガリーがオーストリアとの国境を開放するというニュースが伝えられた。当時の東ドイツでは

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    tartvf 2011/03/03
  • 万物が情報化した現代、キュレーションは社会の仕組みをも変えうる - 月明飛錫

    雑記 | 02:50 | 社会学者ダニエル・ベルは、経済=技術政治文化の3つの分野の間には矛盾があり、資主義が進めば、社会には分裂がもたらされると考えたが、万物が情報化してネット上を流通する現代において、この状況は変わりつつあるのではないだろうか。 1.現代アートとメディア先日のエントリー「佐々木俊尚著『キュレーションの時代』〜情報の海で溺れないために」の中で、マスメディア崩壊後の情報流通において、「キュレーション」(自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、多くの人と共有すること)という概念が重要な役割を果たしていき、その言葉はもともと、美術館や博物館で展覧会を催すときに特定のテーマやメッセージに基づいて作品を選びとり、配置する学芸員の役割のことを指したと書いた。そして私は、「書を読んで強く感じたのは、現代アートに理解のある佐々木さんだからこそ、「キュ

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    tartvf 2011/02/13
  • フィリピンがインドの仕事を奪うということ - 月明飛錫

    雑記 | 01:11 | フィリピンへの出張から帰ってきた知人に、フィリピンがインドからコールセンターの仕事を奪って、成長を謳歌していると聞いた。調べてみたところ、今年はフィリピンがコールセンター売上で首位に立つ見通しだとわかった。 1.フィリピンがコールセンターで首位に2000年以降、インドが欧米企業のコールセンターをはじめとするビジネス・プロセス・アウトソーシング(以下、BPO)の拠点となって成長してきたことは、ネットワーク化とグローバル化の象徴のようにいわれてきた。インドのBPO産業は、今年の売上高124億ドル(1兆円)、300万人を雇用する一大産業となっている。 そのコールセンター事業の拠点が、最近はインドからフィリピンにシフトしている。米系BPO企業大手エベレスト・グループの調査機関・エベレスト研究所によると、フィリピンのコールセンター売上高は、今年57億ドルに達し、インドの55

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    tartvf 2011/01/20
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