イラン情報省は21日、同国内で米国のためスパイ活動を行っていたとして、30人を拘束したとする声明を発表した。国営イラン放送などが報じた。スパイの国籍などには言及しておらず、信憑(しんぴょう)性は不明。 オバマ米大統領が19日に行った中東政策に関する演説で、イランが不正な核開発やテロ支援活動を行っていると指摘したことから、対抗姿勢を示す狙いもあるとみられる。 声明は「米中央情報局(CIA)のスパイネットワークを成功裏に破壊した」とした上で「(スパイは)アラブ首長国連邦(UAE)、マレーシア、トルコにある米国大使館や領事館を介し、イランの核や防衛、生物工学分野の情報を流していた」とした。(共同)