1年前に卒論を書き、そのあいだに国内学会と国際学会の予稿、論文誌、科研費書類の手伝いと一通りの書きものをして、先輩や先生に論文を直していただく機会がたくさんあった。そして今年の1月、研究室をうつった先で卒論執筆のメンターとして、後輩の論文を何度も読む機会があった。そのなかで、「先輩や先生に原稿をみてもらう」という機会を最大限に活かすためにできることとして、いくつか気付いたことがあったので、1年後にいろんな原稿や修論を書いている自分のためにメモを書き残しておく。 本稿では、誰かに(書きかけの)原稿をチェックしアドバイスをもらうときのTipsに集中する。「卒業論文の書き方」および「具体的に気をつけるべき項目 (rkmt先生のブログ)」のようなものは書かないつもりだ。それぞれについてはリンク先を参照のこと。 1. 100均で安い赤ボールペンを5本買っておく 論文執筆の時期はよく赤ボールペンを使う