「過」は多分標準よりも多いということでついているのだろうと思いますが内容は同じではありません。 過塩素酸はHClO4です。 4つのOがClにくっついています。 OとOの間には結合がありません。 塩素酸HClO3と比べるとHClO4の方がClの酸化が進んでいます(酸化数が大きくなっています)。 過酸化水素の場合、構造式は H-O-O-H です。OとOの間に結合が残っています。 この -O-O-を「過酸化結合」と言います。 Oの数が増えたからと言ってHの酸化のされ方が進んでいるというのではありません。この点は過塩素酸、過マンガン酸などと違うところです。 H2O2は過酸化水素ですが CO2はニ酸化炭素です。 MnO2は二酸化マンガンです。 (Mnの酸化物はたくさん種類があります。MnOもあります。現在は酸化マンガン(II)、酸化マンガン(IV)、・・・のように呼んでいます。) Oが2つあってもO