イスラム国に人質になり殺害された後藤健二さんについて、「真の勇気ではなく蛮勇」だと断定し、批判している。新聞でこの見出しを見た時、ネトウヨが無責任に書き込んだ文章だと思った。ところが違う。自民党の高村正彦副総裁が2月4日午前、党本部で記者団に語ったのだ。 「政府の3度の警告にもかかわらず、支配地域に入った。どんなに優しくて使命感が高かったとしても、真の勇気ではなく『蛮勇』というべきものだった」 表現は優しく丁寧だが、内容は残酷だ。亡くなった人に対して、そこまで言うか、と思った。「死者に鞭うつ」とはこういうことだろう。たとえどんな状況だろうと、政府は国民を守る義務がある。その為に国家をつくったのだ。どんな考えを持っている人であれ、この国に住む人々を守る。それが国のやることだ。自衛隊は、どんな考えの人も守る。日頃「自衛隊はいらない」「憲法違反だから解散しろ」と批判している人も守る。災害の時も守