ところで個人的に気になったのは、P2PテレビのJoostだ。サービス内容やインターフェイスについては記事中に詳しく書いたので繰り返さないが(執筆から1点だけ機能追加があり、番組を見ている最中にボタン1つで番組に関するブログが書けるようになった)、技術的にもビジネス的にも、そしてライフスタイルを変える可能性を持っているというエンドユーザー視点で見ても、とても興味深い試みだ。 Joostは、開発スタイルという点でもユニークだなと感じた。ユニークはいい過ぎかもしれないが、お金や人、コードの集め方が、とても“今風”なのだ。 P2Pテレビというアイデア自体は、おそらくP2Pが騒がれ始めた2000年頃にまでさかのぼるだろう。Joost創業者の2人も、2005年頃にはアイデアを練り始めた話している。根幹部分だけを取ってみると、ある意味では誰でも思いつくアイデアだが、実際にビジネスとして成り立ち得るものを