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ブックマーク / www.foodwatch.jp (11)

  • 遺伝子組換え作物に対する生産者の期待(2) - FoodWatchJapan

    前回に続き、遺伝子組換え(以下GM)作物の栽培を切望されている北海道の農業生産者のお話を聞き書きの形でご報告します。 今回はビート(テンサイ)を栽培されている小野寺靖さん(北見市)のお話で、前回の宮井能雅さん(長沼町)と同じく、GMの特定除草剤耐性品種を導入できたらどのようなメリットがあるのかということについて、労働時間、労働の質、コスト、収益など試算を示してお話しされました。 北見市常呂町で、テンサイを32%、馬鈴薯32%、小麦28%、野菜にんにく8%を3年輪作して連作障害を避けるようにして栽培しています。 また、テンサイは「政府管掌作物」で凶作でも補償されるようになっていて、あまり儲かりませんが安定収入になります。 テンサイは日では北海道でしか作っていなくて、ホウレンソウのような葉でカブのような根をもつアカザ科の植物です。サトウキビとならび砂糖の主要原料で、日国内で栽培されている甘

    遺伝子組換え作物に対する生産者の期待(2) - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2014/05/12
    労務衛生的な視点から。これ、サラリーマンが言うのと農家(自営業者)が言うのとでは世の反応変わってしまうのが実情かも。GMへの偏見にたいするカウンターとしては同業者向けになるか。
  • 遺伝子組換え作物に対する生産者の期待(1) - FoodWatchJapan

    遺伝子組換え(以下GM)作物の栽培を切望されている北海道の農業生産者2名のお話を聞く機会を得ましたので、聞き書きの形で2回にわたってご報告します。 お二人はそれぞれ、大豆とテンサイ(ビート)を栽培されており、GMの特定除草剤耐性品種を導入できたらどのようなメリットがあるのかということについて、労働時間、労働の質、コスト、収益など試算を示してお話しされました。 今回は大豆を栽培されている宮井能雅さん(長沼町)のお話です。 長沼町という、千歳市に隣接する町で大豆や麦を作っています。耕作地の3分の1が大豆(38ha)で、麦が3分の2(70ha)です。生産高は低くはありませんが、収入の7~8割が交付金というのが実態です。 農業にとって個々の技術は非常に大事です。ですがそれ以上に、どんな農家でもみんなが同じように作れるようにする、栽培技術や品種の選択はもっと大事です。 ●西南農場 John Deer

    遺伝子組換え作物に対する生産者の期待(1) - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2014/05/12
    消費者の反応云々は別に、農薬耐性による管理費削減のメリットは、大規模経営とセットでないと真価は発揮できないということかもしれない。すると小規模兼業農家は動くかどうか。
  • 沖縄もずくはなぜ広まった? - FoodWatchJapan

    沖縄もずく 個人的な記憶だが、昔は「ワカメ酢」はあっても「モズク酢」はなかったような気がする。まあ、どちらにしても子どもはああいった料理はあんまり好きじゃない。これも個人的な感想か。今はある意味“健康のため”にべている。だが、お酢はやはり苦手だ。聞くところによると、男は酸っぱいものが嫌いな傾向が強いという。 沖縄では薬膳として珍重されてきた それはともかく、モズク酢が一般的になったのはここ10年ではないかと推測している。 モズクは褐藻類ナガマツモ類の海藻で、日全国に6種類存在する。モズクという名は、主にホンダワラ類など海面を浮遊する海藻に付着して成長することから、藻に付く=“藻付く”から名づけられたものらしい。以前書いた「かき」「のり」「はまぐり」同様、縄文時代の狩猟採集民としての日人の日常的“べ物”の一つと言えるだろう。 沖縄以外ではもっぱらイトモズクがされていたが、近年、日

    沖縄もずくはなぜ広まった? - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2014/04/02
    健康指向の影響があるとの見立て。日本海のコリコリしたもずくも美味しいんだけどなあ。そっちも流行らないかな。
  • 東宝特撮映画「マタンゴ」のキノコ - FoodWatchJapan

    どぎつい色のキノコをべながら「おいしいわよ~」と笑いかける麻美。手はキノコ色に変色し、グリーンのスカーフと衣装が植物らしさを強調している。 今年は「ゴジラ」(1954)の第1作が公開されてから60年目に当たり、今夏にはハリウッド製のリメイク版も公開が予定されている。今回はそれにちなみ、ゴジラシリーズを生んだ東宝特撮映画の一「マタンゴ」(1963)に登場するキノコをご紹介する。 怪獣ものとは違う大人の味 作はウイリアム・ホープ・ホジスンの小説「夜の声」を原作に、SF作家の星新一と福島正美が原案、「美女と液体人間」(1958)、「ガス人間第一号」(1960)といった「変身人間シリーズ」を手がけた木村武(馬淵薫)が脚色を担当している。そしてゴジラシリーズをはじめとする東宝特撮映画のほとんどをプロデュースした田中友幸、黒澤明等の助監督を経て東宝特撮映画のメイン監督となった多猪四郎、東宝特撮

    東宝特撮映画「マタンゴ」のキノコ - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2014/03/21
    食べるシーンのため、劇中のキノコの形に作らせた餅菓子/菓子職人としては、小道具だといわれても、自分の作るものは美味いものでありかったのかもしれない。
  • めんつゆの躍進 - FoodWatchJapan

    1952年、めんつゆという商品が誕生した。しかし、その用途は麺類をべるときの汁を作るだけに止まらなかった。だし入りの汎用調味料として、鍋ものや煮ものに広く用いられるようになった。さらに、おひたし等のつけ・かけ用へと、しょうゆのテリトリーにまで用途を拡大した。ついに1994年、購入金額で、つゆ・たれ類がしょうゆを逆転した。 【大豆変身物語が書籍になりました】 醤油造りのプロが書いた大豆の。大豆は豆として調理されるだけでなく、さまざまな加工品となることで人類に栄養を供給し、豊かな文化も花開かせてくれている大いなる豆。そんな大豆はどこから来たどんな豆なのか、そしてどんな可能性を持っているのか。大豆と半世紀付き合って来た技術士が大豆愛とともに徹底解説します。 横山勉「大豆変身物語」(香雪社) めんつゆの由来 めんつゆの商品例。めんつゆは1lサイズもよく売れている。 現在、そうめん、うどん、そ

    めんつゆの躍進 - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2014/02/06
    歴史的めんつゆの変遷と現在の調製済みめんつゆの隆盛について。/分化しすぎて自分には使う機会のない商品もある。
  • 雑草は昔からスーパー雑草だった - FoodWatchJapan

    北海道型の手押し除草機の一つ。棒の先に取り付けたレーキとスキー状の板を作物のそばで滑らせ、雑草の芽を倒していく 7日19時のNHKニュースを見ていたら、続く「クローズアップ現代」で「スーパー雑草」を取り上げるという。すわ、またぞろ除草剤耐性遺伝子組換え(GM)植物の野生化やら交雑やらの話題かと観ていたら、そうではなかった。最近、除草剤耐性を持つ雑草が問題になっているという。それをスーパー雑草と呼んでいる。確かに最近この語を好んで使う人が増えているように感じる。 番組ではどの植物をスーパー雑草と呼んでいるのかと思ったら、日ではオモダカだという。加えて、米国の大規模農業をおびやかすいくつかの植物が取り上げられていた。 米国の場合にスーパー雑草による打撃が大きくなる理由を説明するために、GM作物と農薬の組み合わせによる大規模農業に触れていた。しかし、この番組で言うスーパー雑草自体は、GM植物由

    雑草は昔からスーパー雑草だった - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2014/02/06
    除草剤耐性GM作物と「スーパー雑草」の関係を危惧する報道と昔から存在する農業と雑草のいたちごっこについて。
  • 隠すのではなく、自慢することを考える - FoodWatchJapan

    牛だけがスターなのではない(国産の乳牛。文とは関係ありません) 2005年11月、公正取引委員会がフォルクス(大阪府吹田市、山口伸昭社長)に対し、牛の成型肉を「生肉の切り身であるかのように表示していた」として排除命令を下した。このニュースを耳にして、最初から「当然だ」と受け止めた外関係者は、どれほどいただろうか。「言われてみればその通り」「今後気を付けねば」という感想に至ったのはしばし考えてから、という関係者は一人や二人ではなかったのではないか。 排除命令の対象となった商品は、「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」など5品。これらは、オーストラリア産のシンスカート(米国で言うアウトサイドスカート、日で言うハラミ)を結着させて成型したものだった。こうした成型肉は珍しいものではない。価格や供給が比較的安定しており、調理もしやすいことなどから、同様の商品はファミリーレストランや居酒屋でも好んで

    隠すのではなく、自慢することを考える - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2014/02/06
    2005年の整形肉の不正表示問題を受けた記事
  • かぐや姫に差し出された宝物は偽物だったと言えるか - FoodWatchJapan

    ホテル、百貨店のメニュー虚偽表示が相次いで発覚し問題となっていることを機に、ビジネスにまつわる“ウソ”について考える続きです。突飛に感じられると思いますが、かぐや姫のお話から偽物について考えてみます。 かぐや姫の5つの無理難題 スタジオジブリの新作「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)が11月23日に公開されるということで、例によって盛んに宣伝がされています。ここで思い出すのが、「竹取物語」の中で、かぐや姫が言い寄る貴公子たちにふっかけた難題の数々です。 彼女は、石作皇子には「仏の御石の鉢」、車持皇子には「蓬莱の玉の枝」、右大臣阿倍御主人には「火鼠の皮衣」、大納言大伴御行には「龍の頸の五色の玉」、中納言石上麻呂には「燕の子安貝」を、それぞれ持って来いというリクエストを出しました。いずれも、求愛を断るために実現不可能な要求を出したまでですが、男たちは涙ぐましい努力でそれに応えようとします。 この

    かぐや姫に差し出された宝物は偽物だったと言えるか - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2013/11/21
    提供者の立場を竹取物語で例える導入がとても面白い。
  • メニュー虚偽表示問題は今後も発生する - FoodWatchJapan

    ホテル、百貨店のメニュー虚偽表示が相次いで発覚し問題となっています。この機会に、店で発生し得る“ウソ”について考えていきましょう。 メニュー虚偽表示が発生する土壌 メニューに実際とは異なる材料等を表示していたことについて、「偽装ではなく誤記である」とする釈明も見られますが、担当者の故意か過失かによらず、お客にとってはだまされたことに違いありません。この種の過ちは表示に関する法令違反(優良誤認等)だけでなく、詐欺であるかどうかという問題も含まれているとも考えられ、刑事事件ともなり得る重大な問題です。 外チェーン、小売チェーン、品メーカーでは、今回問題となったような例は、2000年代に入ってから2007年頃までにいくつもの問題が発覚しました。そして、その都度、当事者企業だけでなく、同業各社がそれぞれに自社の実態把握と法令理解、コンプライアンスの徹底、管理体制の再構築を行いました。 そうした

    メニュー虚偽表示問題は今後も発生する - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2013/11/12
    ・訴求点の外部化:自身に由来しない産地等に依存〈提供者〉・消費段階での検証不能性:自身で確かめられない物事を指標に〈顧客〉/客観的評価が困難な「うまい」に変え「ありがたい」を重用したが…
  • トレハロースはそれほど甘くない - FoodWatchJapan

    トレハロースについて話してきた二人。リョウはトレハロースを使うメリットをさらに教えろという。 シャリ、野菜、玉子料理…… リョウ 「来たか。ごくろう」 タクヤ 「えっと、トレハロースのお話はもういいですよね?」 リョウ 「いやいや、せっかくだから使うメリットの話をもうちょっと聞かせろ」 タクヤ 「あんまりやってると宣伝だと思われちゃいますよ」 リョウ 「宣伝で『いろいろあった会社だ』って言うわけないだろ」 タクヤ 「はあ。長瀬産業という化学製品の商社に救済してもらって、また頑張ってると思いますが」 リョウ 「商品とお客さんがあれば、会社は残るもんだ。昔の吉野家を見ろ」 タクヤ 「はい。なんで『昔の』にボールドかかってるんですか」 リョウ 「ま、ファンとしての気持ちだ。気にするな。でだな、だんごが時間経っても軟らかっていうほかに、トレハロース使うメリットとかあるのか?」 タクヤ 「だんごの話

    トレハロースはそれほど甘くない - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2013/09/28
    トレハロースについて。甘いだけではない効用があると。
  • 増粘多糖類は食品添加物であるの巻 - FoodWatchJapan

    増粘多糖類の原料として、アラビアガム、ローカストビーンガム(LBG)、グァーガムなどがあるという話の続き。 まだまだあるぞ増粘多糖類 リョウ 「来たか。ごくろう」 タクヤ 「向かいの自動販売機で缶コーヒーが100円になってましたので買って来ました」 リョウ 「気が利いてるねぇ、タクヤ君。オレもあの自販機で山ほど買ったぞ」 タクヤ 「なんだ。あるのか」 リョウ 「ま、缶コーヒーでも飲みなさい」 タクヤ 「えーと、グァーガムまで話しました。その続きです」 リョウ 「今日は脱線しないようにきちんと聞こう」 タクヤ 「はい。キチンというのもあります」 リョウ 「あ?」 タクヤ 「キチンはカニなど甲殻類の外骨格などの成分です」 リョウ 「ガイコッカクって、つまり殻だな」 タクヤ 「そうです。カニの殻」 リョウ 「よくキチン・キトサンとセットで言うな。クレハのキチントさんと頭の中でごっちゃになってるけ

    増粘多糖類は食品添加物であるの巻 - FoodWatchJapan
    teajay
    teajay 2013/03/22
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