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相川鶴子金銀山遺跡の「道遊の割戸(わりと)」=令和4年5月、新潟県佐渡市日本教職員組合(日教組)の第72次教育研究全国集会(教研集会)で29日、政府が世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)を巡り、朝鮮半島出身者を強制労働に従事させたとの認識を一面的に訴える学習指導の実践例が報告された。いわゆる徴用工訴訟問題を巡る日韓両国の交渉が続くなか、「強制労働には該当しない」とする政府見解には十分に触れずに偏向的な指導が行われている教育現場の実態が浮き彫りとなった。 指導の実践例が報告されたのは、平和教育を話し合う教研集会の分科会。佐渡金山のおひざ元である新潟県の高校教員が、有志の生徒を対象に行った「自主学習」の内容をまとめたリポートを分科会に示した。 この自主学習では、生徒らに佐渡金山の歴史について考えさせるための材料となる資料を提示。その記述の多くは、近代以降の朝鮮半島出身者の
29日午後、長野県小谷村のスキー場のコース外にあたるバックカントリーで、スキーをしていた外国人の複数のグループの一部が雪崩に巻き込まれました。 大半が自力でふもとに下山し、1人が右肩の痛みを訴えて病院に搬送されましたが、現場には意識不明の男性2人がいるということで、警察は30日朝、現場付近を捜索することにしています。 29日午後2時半ごろ、長野県小谷村にある栂池高原スキー場のコース外にあたるバックカントリーで雪崩が発生したと外国人のスキー客から警察に通報がありました。警察や消防によりますと、現場では少なくとも外国人の3つのグループのあわせて10人以上がスキーをしていて、このうち少なくとも5人が雪崩に巻き込まれたということです。 夜になって大半が自力でふもとに下山し、このうち1人が右肩の痛みを訴えて病院に搬送されました。また、これまでの聞き取りで、雪崩が起きた現場には意識不明の男性2人がいる
(1)『英語慣用語源・句源辞典』(モートン・S.フリーマン著 松柏社 2000)によると、「・・・dietという語には二つの別個の意味があり、その一つは制限された食事の摂取とは関連がないからである。教会職員の審議会や国会の会合のことをdietという。その意味の語は、ラテン語のdies(日)からきていて、中世のラテン語dieta(一日の旅または一日の賃金)で、その元になる意味は、会合のメンバーは一日(あるいはもっと長い)旅のあとで参会したからである。やがてdietは一日の旅だけではなく、会合そのものにも使われるようになり、会合の意味でヨーロッパ中に広く受け入れられた。日本ではDietがまだ国会のことである。」(p107-108)とあります。 (2)なぜ、国会がDietという英訳を採用したかについては、麻生茂「国会の英訳Dietについて」(『国立国会図書館月報』167 1975)という論文があ
共同養育支援議員連盟の柴山昌彦会長が、テレビ番組のインタビューで、耐えられるDVであるかを判断する仕組みが必要との発言をしていたことが明らかになりました。この発言に対し、DV被害者や弁護士から批判の声が相次いでいます。 問題の発言があったのは、KNB北日本放送で放映された「子どもの共同親権 当事者の声は」でのインタビューです。 (後編 4分10秒から) 柴山昌彦議員の「耐えられるDV」発言 全文「共同親権推進派の柴山衆議院議員は、DVをめぐる判断に疑問を投げかけます」とのナレーションに続き、柴山議員は以下のように発言しました。 被害者とされる方々の一方的な意見によって、子どもの連れ去りが実行されてしまうということが本当に問題がないのかどうか。 公正な中立な観点から、DVの有無とか、それが本当に耐えられるものか耐えられないものであるかということを判断をする仕組みの一刻も早い確立が必要だと思っ
1973年にリリースされた、ピンク・フロイド『狂気』のカバー(Photo by MICHAEL OCHS ARCHIVES/GETTY IMAGES) 英国を代表するプログレッシブ・ロック・バンド、ピンク・フロイド(Pink Floyd)が『狂気』リリース50周年記念ロゴを公表。「Wokeに走った」とレインボーロゴに怒り心頭の保守派に対し、熱心なファンたちはどんな反応を見せたのか? アーティストのギルバート・ベイカーが製作したレインボーフラッグがクイア解放のシンボルとして最初に使われたのは1978年、サンフランシスコでのパレードだった。ピンク・フロイド8枚目のアルバム『狂気』(原題:The Dark Side of the Moon)がリリースされたのはその5年前、1973年だった。プリズムに差し込んだ光が虹を描くアートジャケットは、デザイナーの故ストーム・ソーガソンがピンク・フロイドの有
ロバート・エガース監督『ノースマン 導かれし復讐者』を見てきた。『ハムレット』のもともとの伝説を映画化した作品である。脚本にはエガースの他、アイスランドの著名な作家であるショーンが参加している。なお、監督はシェイクスピア研究者のウォルター・エガースの息子である(私も今回、初めて知った)。 www.youtube.com 北欧の小国の王オーヴァンディル(イーサン・ホーク)が異母弟フィヨルニル(クレス・バング)に殺され、王妃グートルン(ニコール・キッドマン)を奪って王位を簒奪する。父と同様、命を狙われた小さな息子アムレート(オスカー・ノヴァク)は復讐を誓って逃亡し、長じてヴァイキングの戦士となる。幻影のような予言者(ビョーク)のお告げにより、復讐の時が来たと感じたアムレート(アレクサンダー・スカルスガルド)は奴隷のふりをし、フィヨルニル夫妻が亡命しているというアイスランドに向かう。アムレートは
近年、日本の主要大学では、ジェンダーや気候危機などの主要な社会問題を大学運営にも反映させようという、以前に比べれば進歩的な姿勢がみられる。だが、日本におけるこうした変化は欺瞞的なものだと、都内の大学で教える外国人講師の筆者は英メディア「アンハード」への寄稿で指摘している。日本での生活で感じた彼の主張の内容とは。 一見かなり進歩したように見える日本 23年ほど前、私が初めて日本を訪れたときのことだ。当時日本でとても人気だった、幼稚園が舞台のテレビドラマを観ていると、ある回で、明るい性格だった男の子が突然内向的になってしまうという話があった。 先生たちは何が原因かわからないのだが、まもなく母親が問題であることが判明する。彼女は自身のキャリアを追求するため、“身勝手にも”家事をおろそかにしてしまっていたのだ。怖ろしい! 母親は幼稚園に呼び出され、熟考の結果、仕事を辞めて主婦としての義務に専念する
岸田文雄首相が模索しているウクライナの首都キーウ(キエフ)訪問案に、関係省庁が身構えている。ロシアの侵攻を受けているウクライナに政府要人を派遣していないのは主要7カ国(G7)では日本のみ。首相は5月に広島で開かれるG7首脳会議(サミット)までに訪問し、G7議長国としてウクライナと連帯する姿勢をアピールしたい考えだが、日本の首相が戦後、危険の伴う「戦地」に赴いた例はなく、安全確保などさまざまな課題があるためだ。 「(ウクライナの)ゼレンスキー大統領との間では緊密に意思疎通を行っている。現時点で何ら決まっていないが、諸般の事情、状況も踏まえ検討していく」。首相は1月25日の衆院本会議でウクライナ訪問について問われ、そう答えた。首相は1月6日、ゼレンスキー氏との電話協議で訪問を要請された直後にも「諸般の事情も踏まえ検討していきたい」と記者団に語っており、政府関係者は「訪問に向けた首相の意思は固い
各国の男女格差を比較する「ジェンダーギャップ指数」で13年連続1位のアイスランド。グズニ・ヨハネソン大統領(54)は、5回の育休を取得した父親でもある。ジェンダー平等“世界一”のアイスランドも以前は男性優位な社会だったという。どのようにして男女平等は実現したのか。ジェンダーギャップ指数で146か国中116位と低迷する日本が変わるために必要なこととは――。『news every.』の鈴江奈々キャスターが単独インタビューした。 ――男女平等が世界一進むアイスランドから学ばせていただきたいと思います。 男女平等は経済的な面でも賢明です。誰もが公平にチャンスを与えられ、誰もが平等に自分の能力を発揮し、夢を実現できる社会であれば、社会全体が恩恵を受けるのです。つまり、男女平等とは、女性にとっての正義や公正だけではありません。男女平等の社会であればあるほど、より豊かで、より幸福になれる可能性が高いので
任期満了に伴う大阪府知事・市長のダブル選(4月9日投開票)を前に、地域政党「大阪維新の会」に対抗する勢力の結集を目指す経済人らが、政治団体「アップデートおおさか」を設立し、府選挙管理委員会に届け出たことが29日、関係者への取材で分かった。今後は自民党や立憲民主党などと連携し、ダブル選での候補者の擁立を目指す。 関係者によると、近く記者会見を開いて設立を公表する。団体代表は大阪商工会議所で副会頭を務めたサクラクレパス元会長の西村貞一氏。前回府知事選で落選した元副知事、小西禎一氏らも呼びかけ人として参加している。 団体は、大阪府市が進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に慎重な態度で臨む。府議会では昨年7月にIR誘致の是非を問う住民投票条例案が否決されているが、関係者は「住民からの理解を得るために住民投票を実施した上で誘致の是非を判断すべきだ」としている。 大阪維新では知事選に現職
ワグネルの傭兵を壁に描いた絵。「ワグネルグループ、ロシアの騎士たち」と書かれている=13日、セルビア・ベオグラード/Darko Vojinovic/AP キーウ(CNN) ウクライナ東部におけるロシアの攻勢で使い捨ての歩兵となっているワグネルの戦闘員。だが、CNNが入手したウクライナ軍の諜報(ちょうほう)文書からは、バフムート周辺のワグネルがいかに効果的な部隊かが浮かび上がる。そして、彼らを相手に戦うのがいかに難しいかも――。 ワグネルはオリガルヒ(新興財閥)のエフゲニー・プリゴジン氏が経営する民間軍事会社だ。プリゴジン氏はこのところ前線で非常に目立つ存在となっており、ロシア軍が前進すればすかさず、自らの功績だと主張する。ワグネルの戦闘員はバフムートの北東数キロにあるソレダルや周辺地域の奪取作戦に深く関与した。 ウクライナ軍の報告書は昨年12月のもので、ワグネルが近接戦闘で類を見ない脅威に
岸田文雄首相が27日の参院本会議で、賃金上昇やキャリアアップに向け、産休・育休中のリスキリング(学び直し)を「後押しする」と答弁した。これに対し、SNS(ネット交流サービス)では「育児してない人の発想」「オッサン政権」などの痛烈な批判が広がった。28日には「リスキリング」「産休・育休中」の言葉がツイッターのトレンド入りした。 参院本会議の代表質問で、自民党の大家敏志議員が「産休・育休中のリスキリングによって、一定のスキルを身につけたり、学位を取ったりする人々を支援できれば、子育てによるキャリアの停滞を最小限にし、逆にキャリアアップが可能になることも考えられる」と指摘。「リスキリングと産休・育休を結びつける企業を国が支援すれば、親が元気と勇気をもらい、子育てにも仕事にも前向きになれる」と提案した。
防護服を着用し、患者用の車椅子を準備する新型コロナ病棟の看護師ら=水戸市三の丸3の水戸赤十字病院で2022年10月(同院提供) 新型コロナウイルスの感染の波は収まらず、医療機関が逼迫(ひっぱく)している。もともと患者を受け入れる医療機関は限られる中、高齢者が多いため介助が必要で、数字以上の負担が医療現場にかかる。「これまでの波で一番きつい」という悲鳴が上がっている。 ほぼ全てが「逼迫」と回答 85床の新型コロナウイルス病床を抱える水戸赤十字病院(水戸市)では、防護服を着た看護師が高齢患者の食事の世話に追われている。25日時点で埋まっているのは36床と4割程度だが、ほとんどの患者が高齢で「1人にかける時間が大幅に増えて手いっぱい。これまでの波で一番きつい」と佐藤宏喜院長(65)は吐露する。 感染拡大で出勤できない職員が増え、執刀医が陽性になった手術を先送りする事態も。8日以降は救急外来の受け
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