「考える脳 考えるコンピュータ」(ジェフ・ホーキンス 2005)を読了した。(一月経っているけど。) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000600 脳の一部ではなく、脳の全体についての理論で読んでいて「違う違う!」と叫び出したい気分にならない物に始めて出会った。 細部には自分の考えといろいろと違いがあって、それについて書いてみたいが、今日は大きな違いについて一つだけ書こう。 彼は、脳は記憶から予測をすると言っているが、基底核の記憶と新皮質の記憶を区別しなくてはならない。あとついでに言うと海馬の記憶がある。 新皮質を私は「世界の確率的モデルの獲得」と呼ぶが、それを記憶の一種と考えるのはかまわない。一方、基底核は次の瞬間に何をするべきか、どうすれば報酬を最大化できるのかについての確率的モデルがある。これも体験についての記憶の一種と考えて
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