イラク・バグダッド(CNN) イラクの都市ラマディを制圧したイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が同市北部にあるダムの水門を閉め、下流地域への水の供給が断たれているという。地元当局者や住民が4日に明らかにした。 下流の町カリディヤやハバニヤの治安当局者などによると、ダムの水門26カ所のうち、ISISは2~3カ所のみしか開いておらず、開く時間も限られている。目的は川の流れをせき止めて、一部の流れをISISが制圧するファルージャに送り込むことにあると見られる。 ユーフラテス川は歩いて渡れるほど水位が低下。カリディヤなど政府系の町や、ハバニヤを拠点とする大規模な治安部隊をISISが攻撃するのも容易になったと当局者らは指摘する。川岸の防衛は派民兵組織「ハシド・シャービ」が担っているという。 一方、イラク連邦警察は同日、ラマディなど各地でのISISとの戦闘に備えてアンバル州の部隊
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