「反知性主義」を読むならこの二冊 | 中東・イスラーム学の風姿花伝

前項からの続き。 「反知性主義」が現代社会の重要で興味深い現象であることは確かだ。 それについて読むならこの二冊だろう。 まず、「反知性主義」に対する最近の関心の高まり・深まりを代表するのが、森本あんり『反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体』（新潮選書）。 基本的には「近年の学問的話題」としての「反知性主義論」の成果はこれだけ。あとは全部便乗本です。最近便乗本を出す速度だけは早くなってきているので、いい本が出ていいテーマが提起されたな、と思う間もなくあっという間に便乗本が溢れて、そういうのは大人数で書いているからそれぞれが大声で宣伝して、実際に学術的な知見を提示している人の声がかき消されてしまう。 この本についての最もいい紹介は「週刊新潮」の匿名記者の短評紹介だったな・・・自社本宣伝とはいえ、いい線をついていた。アメリカの反知性主義とはそれ自体がある種の知性的立場でもあり、近代的の

[IkaMaru]

宗教的な純潔さを求める精神という意味ではあちらもこちらも似通っているとも思うけど

[Balmaufula]

日本の自称識者様は読まないでしょうね

[Gl17]

その呼称は違うと仰るのは構わないけど。100％違憲と断ぜられる重要法案が国会で通りそうだったり江戸仕草教科書に載ったり、そんな社会的動勢への関心という中核課題には「言葉違うからバカ」以外に何一つ無いのね。

[KoshianX]

なるほど、アメリカにおける意味合いはけっこう深そうだな。科学哲学的な立ち位置にあるのかしら。

[gogatsu26]

“ブームになる前に読んでいなければいけなくて、まだ読んでないんだったらこっそり読んで以前から読んでいたふりしないといけない本”

[fragilee]

『反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体』 は、いい内容の本。アメリカのエバンジェリストの話とか、いままでわけわかんなかったけど、だいぶわかった。かなりオススメ出来る本。＞＞

[facebooook]

“反知性主義とその批判という思想問題は、「俺はかしこい、あいつらバカ」と言い合っている次元の話じゃないんだよ。”

[nyankarate1217]

関心あり。

[envygreedlust]

前者の著者インタビューあり：http://goo.gl/AYNhEs　専門家・例えば判例法の国での弁護士に対する「頭では分かるがうさんくささが消えない」のを昇華する思想としての「反知性主義」、と捉えると非常に今日的なテーマとな

[frothmouth]

“森本あんり『反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体』（新潮選書）／リチャード・ホーフスタッター『アメリカの反知性主義』（みすず書房）”

[Outfielder]

「「反知性主義＝バカ」なんて話ではない」

[terazzo]

「反知性主義」みたいな歴史的な含蓄のある言葉を歴史を無視して使う態度が反知性主義みたいな

[mahal]

ふとTLで目にしてURL踏んだら、池内センセも独自ドメインに。字がモバイルでも読みやすくなった！／輿論の素人考えが通用しない政治的状況での「民主的な選択肢」の減少への恐怖感、が背景とはなんのかなぁ＞本題