シグマ・30mmF1.4 DC DN+オリンパス・PEN-F 5~6年ぐらい前からシグマは、良い方向に大きく変化してきているように感じる。シグマの創業者でもあり優れた技術者でもあった先代の故山木会長から、現社長の山木さんにバトンタッチされたころからだろうか。 先代山木会長はシグマを「レンズメーカー」としてではなく「カメラメーカー」として育てていくことに熱い情熱を持っておられたようだ。フィルムカメラの時代からこつこつと一眼レフやコンパクトカメラを作り続けてきた。その流れがフォビオンを子会社化したことにつながっているのだろう。 シグマにとってカメラ作りはなかなか儲けにはならない事業だ。交換レンズで得た利益をカメラづくりに投資しているかのようだ。でも、苦労しながらも山木社長が先代の意思を受け継いでカメラを作り続けていくことは、ブランドイメージを高めるなどシグマにとっては「良い効果」をもたらしてい