日米両政府関係者が明らかにした。大統領としての訪日は2009年11月、10年11月に続いて3回目。安倍首相と首脳会談を行い、日米同盟の強化を再確認する。大統領は日本以外に、フィリピン、マレーシアを訪れる予定で、アジア・太平洋地域重視を改めて打ち出す。韓国訪問を追加することも検討している。 オバマ大統領の訪日は、安倍首相が昨年2月の首脳会談で招請していた。2人の首脳会談は昨年2月、9月に続いて3回目。首相の靖国神社参拝を巡っては米政府が「失望」を表明し、日米間にギクシャクとした空気が流れただけに、首脳会談開催は、強固な日米同盟を示す場となりそうだ。 関係者によると、首脳会談では、日米防衛協力の指針(ガイドライン)の見直しなど、安全保障分野における協力強化を確認し、沖縄県の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設推進を堅持することで一致する見通しだ。沖縄県の尖閣諸島を巡る日中の対立や、北朝鮮の核