美食家の北大路魯山人。この人は一般的なすき焼きやしゃぶしゃぶの食べた方を“書生喰い”と非難し、肉自体の食べ方も「汁の中に肉を入れるのではない」と言っていたそうです。そんな魯山人が愛した「魯山人風すき焼き」を、先日作る機会があったので食べてみました。 今回はその魯山人が愛したすき焼きの食べ方をご紹介したいと思います。 1.肉は肉だけで味を楽しむべし 今回用意したお肉は、以前このサイトでもご紹介した常陸牛です。肉の味を楽しむためには最高のお肉だと思います。また、その他の材料としては一般的なすき焼きと同じで問題ありません。魯山人は他にほうれん草を好んですき焼きに入れていたそうです。自分も今回は季節的なものか、どうしても春菊が手に入らなかったので、スーパーで安かったたー菜を入れてみました。 そして、まずはお肉を焼きます。薄切りですぐに火が通ってしまうので気をつけながら、すぐに 料理酒をふり入れ、み