「Onuba」と書かれたローマ時代の硬貨 古代ローマ時代には、アナス川(現在のグアディアナ川)とバエティス川(現在のグアダルキビール川)の中間にある港町であった。ルクシア川(現在のオディエル川)の河口に位置し、アナス川の河口からアウグスタ・エメリタ(現在のメリダ)に向かう道路沿いにあった[3]。 ウエルバはフェニキア人によって築かれ、「オノバ」と呼ばれた。ギリシア人はその名前を受け継ぎ、Ὄνοβαと記した。ローマに征服されたときはトゥルデナニ人が支配していた。ローマ時代には「オノバ・アエストゥスアリア」[4]とも、単に「オノバ」[5]または「オヌバ」(硬貨に刻まれた)とも呼ばれている。ローマはウエルバを属州ヒスパニア・バエティカに編入した。現在でもローマの遺跡、特に水道が残っている。「オヌバ」の市名を印した古代の硬貨がよく見つかる[6]。 その後、この地を征服したアラブ人は「ワルバー」と呼