フジテレビのノイタミナ枠アニメは毎期楽しませていただいているのだが、今やってる2本、「C」と「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」は、とりわけお気に入りの中に入る。身の回りには後者、いわゆる「あの花」のファンが多くて、それはそれで同意なのだが、一応ファイナンス関係の人でもあって、「C」もなかなか面白く見ているので、こちらを応援する趣旨もこめて、ちょっとだけ取り上げてみる。 まあ、基本的には個人的満足だけど。 「C」で面白いのは、金融をめぐるもろもろの状況の、エッセンスの部分をアニメとして表現しているところにある。一部見逃したりしているので、理解がまちがっているところもあるかもしれないが、いくつか挙げてみる。 1 私たちが住む現実経済とは別のところに金融の世界があって、そこでは現実経済とは違ったルールが適用され、巨額のお金が動いている。 「C」には「金融街」という特別な場所が出てくる。私