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ブックマーク / blog.tinect.jp (140)

  • 今は、大人を「やる」ための機会がとても少ない社会になった。

    【大人】 1 成長して一人前になった人。 ㋐一人前の年齢に達した人。「入場料―200円、子供100円」⇔子供。 ㋑一人前の人間として、思慮分別があり、社会的な責任を負えること。また、その人。「―としての自覚」「青臭いことを言ってないでもっと―になれ」 ㋒昔は、元服後の男子、裳着 (もぎ) を済ませた女子。 goo辞書より 「大人になる」とは、一体どういうことでしょうか。 上掲の㋐のように、一定年齢をもって「大人」とみなすのも一つの定義です。 ただ、世間には「あの人は大人気ない」「自分は大人になりきれてない」などといった言い回しが溢れているわけで、入場料や切符の値段が大人料金になったことをもって「大人になった」と考える人はあまりいないでしょう。 「あの人は大人気ない」「自分は大人になり切れていない」と私達が語る時、想像されている「大人」とは ㋑「思慮分別があって、社会的な責任を負える」のほう

    今は、大人を「やる」ための機会がとても少ない社会になった。
  • アリとキリギリスの物語を読み込むと「人の本質は変わらない」という、残酷な真実がみえてくる

    イソップ物語にアリとキリギリスという童話がある。 ご存じの方も多いだろう。 あの物語は、享楽的なその日暮らしのキリギリスは今は楽しいかもしれないけど後で辛くなり、働き者のアリは今は苦しいかもしれないが後々に楽になる事を述べているが、これは現実社会でもある程度は正しい。 例えばだけど、欲しいものが我慢できずに消費者金融などで無理矢理お金を借りてまで手に入れるキリギリス型の人は、そのお金を手に入れる為に利子を払わなくてはならない。 一方で、無駄遣いをせずにコツコツとお金を貯める事ができるアリ型人間は、そのお金を預けたり投資したりすることで利子や配当を手に入する事ができる。 こう書くとアリ型の生き方が得なようにみえるが、これは現代社会が異様なまでに死ににくいという前提の上で話をしているからだ。 大昔のような明日にでも命があるかどうかわからないような環境下においては、キリギリス型の行き方をしたほう

    アリとキリギリスの物語を読み込むと「人の本質は変わらない」という、残酷な真実がみえてくる
  • 小学校の学校公開で目撃した、先生の工夫が凄かった

    すいません、ちょっとものすっごい細かい話をしてもいいでしょうか。 しんざき、37歳。長男は9歳で小学4年。長女と次女は5歳の双子です。先日は父の日でウイスキーをプレゼントしてもらいました。大変美味しいです。 先日、長男の小学校の学校公開に行きました。学校公開というか、まあ平たく言うと授業参観なんですが、保護者だけでなく近所の人なんかも参観出来るので「学校公開」と呼んでいるみたいです。いわゆるオープンキャンパスですよね。 昔はあまり聞かなかった言葉だと思うんですが、最近はこういうやり方が多いんですかね? 長男は小4で、3年生からはそのままクラスが持ち上がりになっています。3年からの担任の先生のことをすごく気に入っているみたいで、「先生の授業面白いよ!」としょっちゅう話していたので、ああ相性のいい先生に当たれたみたいだな、良かったなーと思ってはいたんです。 で、先日その先生の授業を見て、えらい

    小学校の学校公開で目撃した、先生の工夫が凄かった
  • 問題を指摘するだけで改善案を出せない専門家、「重箱の隅おじさん」の話

    つい先日、あるwebマーケティング会社の方々から、 「社外の専門家を雇ったのだけど、当にうんざりした」 という話を聴いた。 「なぜ?」とお聞きすると、 「とにかく仕事ができないので、チームの雰囲気を悪くする。」 という。 しかし、当然ながら 「仕事ができない専門家をなぜ雇ったのか?」 というギモンが浮かぶだろう。 私はそれを聞いた。すると彼らは、 「いや、知識だけはすっごいあるんですよね。分析ツールとか、統計とか。異常なほど詳しい。も出したりしている。」 「なるほど。ではなぜ「仕事ができない」と感じたのですか?」 「その人さ、問題を指摘するだけで、全然改善案を出せない専門家なんですよ。」 「そういうことですか。」 「例えば、webサイトを見て、あそこが悪い、ここもダメ、っていう指摘はめちゃめちゃうるさいんですよ。でも、「じゃあどうすれば改善しますか?」と聞くと、何も出てこない。」 「な

    問題を指摘するだけで改善案を出せない専門家、「重箱の隅おじさん」の話
  • 「子供のしつけ」=「我慢させること」と考える人もいますが、私はそれだけではないと思います。

    「あんまり甘やかしちゃダメよー。まず我慢って教えないとー」と、言われました。 しんざき家の子供たちは、3人とも漏れなく抱っこ好きです。 5歳の長女次女はもとより、9歳の長男でも、今でも抱っこされたい時というのはあるようで。寝る際、たまに長女次女が早く寝付いた時など、「二人でサンドイッチして!」と私と奥様に要求したりすることがあります。 成長の過程で親との接触を求めなくなる時というのは必ず来ますから、特に年齢とかは気にせず、抱っこして欲しい時にはなるべく抱っこしてあげるようにしています。 長女次女は長男に輪をかけて抱っこ大好き星人でして、抱っこやらおんぶやら肩車やら、殆ど四六時中要求されます。 しんざき家には「仲良し抱っこ」という制度がありまして、「歩きながら抱っこ」と「仲良し抱っこ(立ち止まって抱っこ)」は別物です。例えばお出かけ中、歩いている時、次女が抱っこを要求した場合、歩かないでその

    「子供のしつけ」=「我慢させること」と考える人もいますが、私はそれだけではないと思います。
  • なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。

    太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について 「あんまり長生きなんてしたくないんだよね。若い頃にしっかりと人生を楽しんで、太く短く40歳ぐらいで死ぬ方が、細く長く生きるよりも全然いい」 こういう事をいう若い人は結構多い。僕も若い頃はこんな感じの事をよく言っていた。 ところが働き始めた後、ある程度年配の方と接するようになってみて、この世に未練がある人が驚くほど多いという事がわかり非常に驚いた。 この人達に詳しく話を聞いてみると、この人達も若い頃は太く短く生きるのが理想だったけど、実際に自分が40~60になってみると昔は忌み嫌っていた細く長くの生き方に執着するようになってきたというのだ。 これは、私よりも一回り若い医師ブロガーの、高須賀さんによる文章だ。 アラサー時点の気付きを書き綴った文章として、共感できるものだった。たぶんだけど、この気付きだいたい当たっていると思う。

    なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。
  • 「話のわかりやすい人」と「わかりにくい人」のちがい

    前職の時から、私は「話のわかりやすさ」にはかなり個人差があると感じていた。 何故話のわかりやすい人と、わかりにくい人がいるのか?最初はよくわからなかった。「生まれつき」なのか?「訓練」なのか?しかし、いろいろな人と話すと、要は「サービス精神」のちがいなのではと思うようになった。 巷には色々と「話し方講座」があふれているが、細かいテクニックよりも、結局のところ「相手の立場から自分の話を見ることができるか」ということに尽きると思う。したがって、以下の8項目が重要であるとの結論になった。 「話のわかりやすい人」と「わかりにくい人」のちがい 1. 「結論」から話すか、「過程」から話すか 例 「今日の打ち合わせの結果どうだった?」と聞かれたとき 話のわかりやすい人は「うまくいきました」「イマイチでした」と結論から話します。 話のわかりにくい人は、「最初に○○の議題が有りまして、XXさんが○○と報告し

    「話のわかりやすい人」と「わかりにくい人」のちがい
  • 昇給は、できるだけ小刻みに、不平等に行うこと。そうすれば従業員の幸福を長く保てる。

    もしあなたが経営者、もしくはマネジャー、管理職であれば、従業員の幸福度には関心を持たざるをえないだろう。 なぜなら、「幸福な従業員」は、高いパフォーマンスと関係があると、多くのエビデンスが示しているからだ。 幸福度の高い労働者ほど生産性が高いのか?(独立行政法人経済産業研究所) 実験室の中での研究や実世界で得られるエビデンスはいずれも従業員の健康に注意を払うことは企業にとって有益であることを示している。 幸福感は努力を促し、質に影響を及ぼすことなく生産量を拡大し、生産性が向上するようである。一時的な幸福感の上昇や根底にある幸福感の長期的な変化は生産性向上と関連している。 先日の記事においても、幸せな人でなければ、だれかを幸せにはできない、という話が述べられていた。 全くそのとおりであると思う。 “Happy people make happy horse.” 自分自身がまず幸せじゃないと、

    昇給は、できるだけ小刻みに、不平等に行うこと。そうすれば従業員の幸福を長く保てる。
  • どうすれば「上司が満足する報告」ができるのか真剣に考えたら、4つポイントを見つけた。

    はじめまして、オリエンタルインフォーメイションサービスの荒井です。 私は新卒で入社、現在は3年目のシステムエンジニアです。 前々回、弊社の原が、新人研修において、絶対に新人に教えるべき、3つのことについて。という記事において、エンジニアは「報告・連絡・相談」が重要であると書いていました。 あるプログラムを作って先輩に見てもらった時、「なぜこのように書いたのか?」と聞かれ、「参考としたコードに書いてあったから」と答えたところ、メチャクチャ怒られた記憶があります。 それ以来、「自分書いたものだから、100%自分が責任を持って、品質を担保しなければならない」と、考えるようになりました。 質の低いエンジニアはこうしたポリシーを持っていませんし、同じアウトプットを出すのに、何故か違う処理を書いたり、複雑過ぎる処理を書いたりします。 説明を求められても、「なんとなく」「このほうがいいとおもったので」と

    どうすれば「上司が満足する報告」ができるのか真剣に考えたら、4つポイントを見つけた。
  • チームの成果は「有能な人」ではなく、「最も無能な人」に依存する。

    あるソフト開発のエンジニアと話をした時、 「現場の改善活動」の話になった。 その方が言うには、 「社長の命令で、「やる気のある人」を中心に一生懸命、改善活動をしている。アイデアは現場にたくさんあるので、実行するのに結構忙しいんだけど、なぜか納期や品質が改善された感じがしない。なんでだろう。」 という相談をされた。 そして偶然、ほとんど同時期に、同じ相談を複数の会社から受けた。 「やる気のある人が頑張れば頑張るほど、全体として成果が出ない」という皮肉な状況。 これは何処の企業でも大変良く見られる状況なのだ。 「ザ・ゴール」というを読んだことがあるだろうか。 エリヤフ・ゴールドラット氏という、イスラエルの物理学者が著したもので、「制約条件の理論」について小説形式で解説されている。 非常に面白い、かつ役に立つ知識が収められているので、新社会人必携の書籍と言っても良い。 そして、こののテーマ

    チームの成果は「有能な人」ではなく、「最も無能な人」に依存する。
  • 「頭がいいだけの凡人」で終わらないために。

    なぜ「頭がいいだけの凡人」が生まれてしまうのか。 理由はいくつかある。 1.「勇気」が凡庸 「リスクの高い試み」に対するチャレンジは、万人に対して敷居の高いものであり、「頭が良い」からと言って特にチャレンジ精神に富んでいるわけではない。 2.「助けを求める」事が下手 仕事は大きくなればなるほど、一人で完結させることは難しい。例外はあれど、頭の良い人は、大抵の問題を一人でこなせるため、助けを求めることが一般的に下手である。 3.周りに恐れられてしまう あるメディアに有能な方がいたが、その人には人望がなかった。なぜならば、会議でイマイチな発言をした人に対するツッコミが、的を射すぎていたからだ。 「イマイチな発言を繰り返す奴もどうかと思うが、アイツのツッコミはキツイ」という噂が立ってしまっていた。 4.人にあまり期待しない 質的には、人を動かすのは「その人に対する期待」である。頭の良い人は、自

    「頭がいいだけの凡人」で終わらないために。
  • なぜそのマネジャーは「いつまでも成長しない部下は、見限ることも大事」と言ったか。

    一般的に、人材育成の世界では 「辛抱強く人を育成することが大事である」 と言われている。 私も昔、人材育成を主たる商材とした会社にいたことがあったので、よく分かる。 だが、営業していると時折、 「人材育成を辛抱強く?そんなのキレイ事だし、効果ないよ。」 とバッサリ斬る人もいた。 そのうちの一人が、ある気鋭のwebサービス会社のマネジャーだった。 ———————— 当時、私は人材育成に関して深く洞察をしていたわけではなく、 「なんとなく、人は辛抱強く育成することが大事」と思い込んでいた。 しかし、そのマネジャーは私に冷水を浴びせた。 「意味ないでしょ。いいですか安達さん、いつまでも成長しない社員は、見限ることも大事なんです。」 と彼はいう。 彼は、エースのエンジニアであり、人を育てる立場のはずだ。 私は彼に言った。 「いえいえ、人は急には成長しません。ですから……」 マネジャーは私の言葉を遮

    なぜそのマネジャーは「いつまでも成長しない部下は、見限ることも大事」と言ったか。
  • 就活における「会社選び」のコツについて。

    こんにちは。ソリマチ株式会社、総務部の岩木です。現在、働きながら一歳半の息子を育てています。 就活シーズンですから、今回は、これから働く若い方々に少しでも参考になればと思い、 今回は「仕事選び」について少し書かせていただこうと思います。 一社目は「社長の情熱」に打たれた 学生時代に美術部だった私が新卒で入社した会社は「菓子屋のベンチャー企業」でした。 多くの方が戸惑うのではないかと思いますが、就職活動は大学3年の終わり頃に突然始まり、自分がどのような職業が合うのかもよくわからないまま競争に投げ込まれるのだと思います。 当たり前ですが、社会人として働いたことがなければ、「仕事」をよく理解することはできません。また、当時はwebなどの情報も少なく、会社の雰囲気は入社するまで全くわかりませんでした。 ですから、一社目の会社は、就活の際の人事や会社の代表者のイメージで入社する会社を決めました。 様

    就活における「会社選び」のコツについて。
  • タスクをどんどん遅延させてしまう人に、何故遅延させてしまうのかヒアリングした時の話

    何度か書いていますが、しんざきはシステム関係の仕事をしており、今はそんな大きくないチームの責任者です。自分でも色々作業しますが、一応マネジメントもする立場です。 今とはまた違うチームにいた頃、チームの統合・再編成が行われたことが何回かありました。 チームメンバーは増えたり減ったりしますが、大体毎度、新しいメンバーを何人かは見ることになります。 当たり前のことですが、知らないメンバーと一緒にやっていく際には、まずその人にどんなタスクを振るか、どうタスクを振るかを考えないといけません。 何か新しい技術に触れていくならどのようにスキルのキャッチアップをしてもらうか考えないといけませんし、引き継ぎがあるなら引き継ぎの計画を立てなくてはいけません。 だからチームの再編成の時には、格的に仕事を始める前に、それぞれのメンバー、及びそれぞれのメンバーの以前の上司に必ず面談とヒアリングをします。いや、別に

    タスクをどんどん遅延させてしまう人に、何故遅延させてしまうのかヒアリングした時の話
  • やっかいなモチベーション源、「不安」。

    人間を衝き動かすモチベーション源にはいろいろなものがあります。 承認欲求をはじめ、あれこれの欲求が重要なのは言うまでもありませんが、もっと厄介なものがモチベーション源になっていることもあります。 そもそも、欲求それ自体はポジティブです。 他人から褒められたい。信頼できるパートナーや誇れるグループと一緒にいたい。たくさんお金を稼いで良い暮らしをしたいetc……。 いずれの欲求も、人間の社会適応やスキルアップを支える大切なものです。 仏教の教えのなかには「欲求(執着)からの解脱=悟り」とする考え方もありますが、もし、すべての人が欲求から解脱してしまったら、人類社会は滅びてしまうでしょう。 他方、「こんな欲求なら、無いほうがマシなんじゃないか」と思わせるような振る舞いの人もいます。 他人に評価されるためならどんな無理でもやってしまう人、 グループに所属するためなら犯罪すら厭わない人、 お金やモノ

    やっかいなモチベーション源、「不安」。
  • 会社の飲み会が苦手なひとのためのマニュアル。 | Books&Apps

    春だ。 ということは、飲み会の季節だ。この時期は花見、歓迎会、懇親会など、出会いに伴う飲み会が増える。 だが「会社の飲み会での処世術」については、意外に知られていない。 最近は飲み会に若手を無理やり引っ張り出すオジサンが減ったので 「どうしても出席しなければならない飲み会」 での振る舞い方がわからない、という若手の相談が結構ある。 確かに、飲み会ごときで上司や先輩から嫌われてしまったり、「常識のないやつだ」と思われてしまうのはどう考えても割に合うものではない。 そこで今回は「会社の飲み会ではこれやっときゃいい」について、ヨタ話を書いてみたい。 なお、以下はコミュニケーション力にあまり自信の無い方に向けたものであり、「どんな場でも盛り上がれるぜ!」というツワモノが読む必要はない。 1.その場にいない人の話については口をつぐむ 心のなかでどれだけ悪態をつこうが自由であるが、人の悪口を口に出さな

    会社の飲み会が苦手なひとのためのマニュアル。 | Books&Apps
  • 会社を辞めるときの「作法」について考えてみる。

    3月というのは、別れの季節であり、卒業とか異動の時期ですよね。 医者は、医局に所属していると、だいたい数年おきに他の病院に異動することになります。 受け持っている患者さんのことが気にかかるけれど、自分だけ同じ職場にいるというわけにはいかないし、数年おきに人間関係がリセットされるというのは、寂しい一方で、濃すぎる付き合いが苦手な僕には、気楽なところもあり……と、さまざまな思いが入り混じる時期です。 20年くらいやっていると、慣れてしまっているのも事実なんですけどね。 キツい職場だと、普段の仕事だけでも一杯一杯なのに、退職・転勤となると、多くの場合「引き継ぎ」の必要が生じてきます。 担当者同士の仕事内容の申し送りや個々の患者さんのこれまでの経過や、いまやっている治療についての「まとめ」の作成などが、引っ越しの準備などに加えて、のしかかってくるのです。 僕は、そのあまりの忙しさに適応できず、けっ

    会社を辞めるときの「作法」について考えてみる。
  • 「こういう子はほぼ100%伸びた」というパターンの話

    一言で言うと、「じゃあこれはどうなの?」とするっと聞ける子は間違いなく伸びました。私が知る限り100%だと思います。 何度か書いていますが、私は昔、小さな学習塾で塾講師のアルバイトをしていました。 なんだかんだで、4年くらいは続けたんでしょうか。塾講師のアルバイトというのはなにせ出入りが激しいので、その塾の中ではそこそこ古株の方だったと思います。 そのまま就職しないか、という誘いもあるにはあったんですが、そこまで天職だとも思っていなかったのでやめました。就職してみるのも面白かったかも知れない、と今では思います。 意識が高い塾ではなかったということもあり、どちらかというと学校の授業についていけない、有り体に言えば落ちこぼれてしまった子を救い上げる授業をすることが主でした。 「分からない」のレベルは様々で、小5で二桁の足し算が出来ないという子もいれば、天動説を信じているレベルで理科の知識が抜け

    「こういう子はほぼ100%伸びた」というパターンの話
  • 「人に行動させるスキル」に長けていた人の話。

    先日、久しぶりに昔の職場の同僚と会って話をした。 そして、今もその人は同じような仕事、つまり企業向けのコンサルタントをしている。 コンサルタントは一般的に「論理的思考」の素養が重要であると見られるケースが多いだろう。 これはマッキンゼーなどの名を関したのテーマが「ロジカルシンキング」などに偏っているケースが多いからかもしれない。 しかし、現実には現場で最も要求されるのは「相手に行動してもらうスキル」である。 御存知の通り、多くの人は論理では説得されにくい。なぜなら論理による説得は多くの場合、当事者が「ねじ伏せられた」と感じるからだ。 論理はあくまで補助であり、実際には「あなたの言うことだからやってみよう」という、感情よりの意思決定をする人が圧倒的多数である。 したがって「相手に行動してもらうスキル」に長けていなければ、コンサルタントとしての成功はない。 それに卓越していたのが、その人だっ

    「人に行動させるスキル」に長けていた人の話。
  • 「承認欲求の強い人」は認められず、逆に「承認欲求のない人」ほど評価されるという皮肉。

    当メディアに寄稿をしていただいている熊代亨氏から、を贈っていただいたので読んでみた。 タイトルは『認められたい』 面白いだった。 内容で私が特に気になったのは、「手っ取り早い承認を求める人々」について書かれている部分である。 熊代氏は、の中で 「ゲームやキャバクラなど、手っ取り早く承認欲求を満たせることばかりに時間を使っていると、身につくスキルがひどく偏ってしまって、将来を生きていくためのスキルがロクに身につかないまま、歳をとってしまう」 と述べる。 ****** 承認欲求と言えば、一昔前のある人物を思い出す。悪い人ではなかったが、1つだけ褒められないクセがあった。それは 「仕事を抱え込んでしまうこと」 だった。 若手で経験も浅かったその人物は、自分が引き受けられる以上の仕事を「褒められれたい」「失望されたくない」という理由で引き受けてしまい、結局後で問題が発覚する、ということもしば

    「承認欲求の強い人」は認められず、逆に「承認欲求のない人」ほど評価されるという皮肉。