『看板のない居酒屋』(岡村佳明著、現代書林)の著者は、野球少年からヤンキーに転身し、高校卒業後は大阪の調理師専門学校へ進学するも夏前には退学。以後はアルバイトをしながらウィンドサーフィンに明け暮れていたのだそうです。そして23歳から実家の居酒屋を手伝うようになり、以後10数年にわたってそんな生活を続けたものの、「この店を繁盛させよう」などとは思いもしなかったのだとか。 しかし母親の深い想いに触発され、35歳から一念発起。探究を重ねた結果、「看板出さない」「宣伝しない」「入口わからない」というコンセプトのもとで口コミだけの繁盛店を確立。現在では「岡むら浪漫」代表として、静岡県内で7店の居酒屋を経営しています。本書は、そんな著者の考え方を凝縮した著作。第1章「自分づくり はじめの一歩は自分繁盛」から、いくつかを引き出してみましょう。 「孝道(こうどう)」より「行動」(26ページより) 「岡むら