パナソニックは2013年5月30日、自動車や産業機器、電子部品を扱う社内分社「オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)」について、今後3年間に5000人を削減すると発表した。アナリスト向け説明会で、AISを統括する山田喜彦専務が明らかにした。 2013年3月末時点で、AISの人員は約11万1000人。2016年3月末までに10万5000~6000人に減らすという。
大手電機メーカーのパナソニックが2012年10月に始動する「新本社」の人員を、現在の7000人から一気に数百人規模に縮小することがわかった。 12年3月期連結決算で過去最大の7721億円の最終赤字に転落した同社は当初、事業部門などへの配置転換の推進や、数百人規模の早期退職の募集などで人員を半数以下に削減するとしていた。生き残りに、その程度では間にあわなくなったようだ。 本社に残れない約6000人はどうなる 新本社に残れる人員は数百人。じつに6000人を超える人員が本社からふるい落とされることになる。 パナソニックは、「具体的な数字は情報開示していませんが、(本社規模が数百人になる)方針は間違いありません」と話す。狙いは「役割分担の明確化」にある。本社機能は、戦略立案や投資の決定など企画を中心に据えて、意思決定を迅速化する。 一方、本社に残れない約6000人は、研究開発や生産技術、調達などの
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