ドキュメンタリー映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」が、広島県内など各地で公開されている。戦後の沖縄で、民衆の側に立って占領軍や基地問題に向き合い続けた政治家、瀬長亀次郎(1907~2001年)の不屈の精神を、TBSテレビ所属の佐古忠彦監督が追った入魂の作だ。 「沖縄から基地問題をリポートし、住民の怒りを伝えるたびに、本土との温度差や溝を感じないではいられない。それはなぜか、どうしたらいいのか」。かつて「筑紫哲也NEWS23」のキャスターを務め、長く沖縄報道に携わってきた佐古監督。本作の製作動機には、近年いっそう深まる、そんな実感や問いがあるという。 「本土の人に、沖縄戦のイメージはある。今の基地反対運動のイメージも。でも、その間の戦後史が抜け落ちているのでは」。沖縄戦後史を象徴する人物、瀬長を見つめることに「溝」を埋めるヒントを求めた。 現在の沖縄県豊見城(とみぐ
![沖縄と本土の「溝」 埋めたい 映画「その名は、カメジロー」 戦後史象徴する政治家追う](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f6bb3b4be6743b8752fc2eba971ca484481e43e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.hiroshimapeacemedia.jp%2Fblog%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F11%2F6c3dd239b765c42f67849f0f3f0e58a4.jpg)