先日、久しぶりに遊んだ。 電話で連絡し合い待ち合わせなどを決め、正直なところ、かなりワクワクしていた 非リアでほとんど友人付き合いというものが数年無かった私だ… ほとんど一人で余暇を遊ぶのみ、もちろん彼氏なんざいやしない 学生の頃のリア充友達と会うのはどんなにか刺激になることだろうと どんなにか楽しい時間だろうと正直ものすごく楽しみにしていた…… ……なのにどうしたことかあんまり楽しくなかった。 「祭りの準備が一番楽しい」ってやつも、少しは入ってるだろうけど、それ以上に、普通に楽しくなかったのだった 家族との会話、バイトでの事務的な会話以外の、同い年くらいの同性と交わす会話、それ自体がもう数年ぶりだった 別にだから、会話の仕方を忘れたとかいうわけじゃなく、会ってみれば普通に話せた。 でも別に楽しくなかったのだ。 会話って楽しいもんじゃなかったっけ?そういや楽しくなかったんだっけ? っていう
狂人日記 / 色川武大 ★★★★☆ 精神病院に入院している五十男の手記。妄想や幻聴と、正気のあいだを漂う文章のなかから、男が置かれている環境が見えてくる。父親の破産による一家離散、男を作ってにげだした母親、非合法な商売で複雑な家族を養う弟への思い、そして結核で死んだかつての妻。 やがて男は、同じ患者の寺西圭子に誘われ、病院を出て一緒に暮らしはじめる。 ───── 阿佐田哲也は『麻雀放浪記』をはじめ、けっこう読んでるんですが、色川武大名義作品ははじめて。はじめてだけど…これは… 「孤絶」。「孤独」ではない、「孤絶」。人とかかわろうとし、しかし完全に拒絶される男の物語。へこむわー。圭子の最後のセリフなんて目の前がくらくなったね。ページに目線が止まったままちょっと呆然としちゃった。 この男の場合、精神病が他者との間に大きな壁として存在するわけだけど、ちがう種類の壁は誰の心にも普遍的に存在する。他
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く