「フィッシング対策ガイドライン 2013年度版」が、なかなかよい。おなじみ「セキュリティホールmemo」からリンクされていたフィッシング対策協議会のページからリンクされている。 第一に、論理展開が明快だ。フィッシングとは「かくかく」「しかじか」が起きる状況のことで、それを防ぐには「かくかく」や「しかじか」が起きないようにすることだ、という論理展開だ。テークダウン要請の英文メールのひな形もある。 第二に、わかりやすい。たとえば、実施すべきは◎、推奨が○、必要に応じが△のマークで、各要件の先頭についている。「メールはTEXT形式」で送れなど、各要件はかなり具体的だ。 意欲的なのもよい。SPF、DKIM、電子署名、クライアント認証用証明書といった、今はそれほどでもないがいずれ広まってほしい技術についてちゃんと触れてある。それでいてセキュリティーはちゃんとおさえている。 こんな文章をさらさら書ける
「日本が世界一「貧しい」国である件について」という本を読んだ。 その本の中でいくつか語弊があるのではないかと感じた所があるのでここに書いておく。 そうです、日本の外では「カローシ(過労死)」はしゃべる電子レンジや、幼女のパンツ付きの雑誌や、こんにゃくゼリーが喉に詰まって亡くなる人、のような「びっくりニュース」扱いなのです。「カローシ」するような人がいる国は「ネタ」だとしか思われていないのです。病気や事故、危篤など、大変な状況の時に人を責めたり、働かせたりするのは、最も恥ずかしいこと、弱い者いじめだと考えられています。競争が激しい職場であっても、弱い立場にある人を支えるのが当たり前なのです。本書の中で「過労死なんて欧州では考えられない」と書かれているが、イギリスの労災専門誌「Hazards magazine」では、2003年に「Drop dead(倒れて死ぬ)」という特集が組まれている。 イ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く