米軍岩国基地は27日、岩国市の福田良彦市長が基地内の新型コロナウイルス対策を視察したことを明らかにした。同基地は「多数のワクチンを迅速かつ安全に投与する基地の能力を強調した」と説明。市は「視察内容を整理する」として、28日以降に公表するとしている。 福田市長のほか、山中法光基地政策担当部長、片塰(かたあま)智恵健康推進課長が基地内に入り、フレデリック・ルイス司令官の案内でワクチン接種の会場を見学した。基地内では26日から軍人や軍属を対象に米モデルナ製のワクチン接種を始めている。 基地内の感染確認は累計174人。昨年末以降の急拡大を受け、基地は全ての親睦会の禁止を含む感染防止対策を2月17日まで延長した。市議会や市民団体からは、基地内の感染の広がりや情報不足に不安の声が上がっていた。(永山啓一) (2021年1月28日朝刊掲載)
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