1970年前後に医学生を前にした「わたくしのナルシスト時代の」お話しの原稿メモを発見したのでここに掲載します。 川村光毅 我々が物事を知るプロセスはどの様な発展過程をたどるのであろうか? 子供に道徳とは何かを尋ねると「おじぎをすること」と答える。小学上級生に同じ質問をしてみると「目上の人を敬うこと、人に親切にすること」などと云う。高校生・大学生あたりに聞いてみると「人のなすべき道のことで、その規準は時代により、民族により、階級により異なる」などと答えるであろう。文学部の教授あたりになるともっと総括的で抽象的な普遍的解答を出してくれるだろう。 また水とは何ですか?と聞いてみると、「のむもの」としか幼児は答えられないが、次ぎに「水は水蒸気にもなり冷たい氷にもなる」と答えるようになる。更に生活や授業で得た体験や知識をもとにして、水という物質は酸素と水素が結合した化合物であることを認識できるように
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