東海テレビが岩手県産米のプレゼント当選者を「怪しいお米セシウムさん」などと表示したことで、各所に波紋が広がっている。日本民間放送連盟の会長が「あまりにも常識を欠いた表現」とコメントを発表し、全国農業協同組合中央会(JA全中)はCM提供の一部中止に踏み切った。 問題の放送は、2011年8月4日の情報番組「ぴーかんテレビ」内で起きた。番組中、岩手県産米の当選者を「怪しいお米セシウムさん」「汚染されたお米セシウムさん」などとしたテロップを約20秒間にわたって表示し、直後に「不謹慎な内容でした」と番組内で謝罪した。 東海テレビ社長が特番で謝罪 同局は原因について、CG制作会社の担当者が「ふざけ心」で作成したリハーサル用テロップが操作ミスで表示されたためだと説明し、管理体制の甘さがあったことを認めた。なお、翌日5日の放送時間には約2分半の謝罪放送を流した後、代替番組としてアニメを放映。「ぴーかんテレ