JR北海道スーパー北斗白煙 ブレーキの火花原因と発表 ゴム表面焦がす (07/30 06:45) 渡島管内長万部町のJR室蘭線で今月6日、特急スーパー北斗の床下から白煙が上がったトラブルについて、JR北海道は29日、ブレーキをかけた際に車輪から散った火花が床下の隙間から入り込み、配線を束ねたゴムの表面を焦がしたことが原因とみられると発表した。「整備不良などの異常はなく、車両の構造上の問題が原因」と説明した。 同社によると、床下の一部空間に配電盤とエンジンをつなぐ約80本の配線があり、この配線を束ねるゴム材が焦げていた。空間には車両の底部から配管が通り、事故後の調査で配管の周囲には5~12ミリの隙間があることが判明した。 配線近くには、車輪とブレーキ部品の摩擦で発生した鉄粉や、タンポポの綿毛などが落ちており、ブレーキ時に生じた高温の鉄粉が床下の綿毛などに引火、ゴム材に燃え移り焦がした可能性が