co-mediaトップ 大学生活 「失ってからしか、思い出せなかった。」東日本大震災と共に生き続ける女子大生が“ありがとう”に込める想い “震災”は目に見えない傷を心に残し、 今なお、その傷と向き合いながら生きている人々がいます。 震災から生まれた”想い”を届け続ける大学生に、 当時の様子と彼女の「今」を語っていただきました。 はるちゃんの“東日本大震災” 「もう、無理だよ…」 「震災発生後の数日間は自暴自棄になっていたと思う・・・」 そう重々しく口を開いたのは、私と同じ宇都宮大学に通う岩手県山田町育ちの髙橋はるかさん(22)。 高校一年生であった当時、夢であったアメリカへの留学を三日後に控えていた彼女は、その研修へ参加するために宮古駅で田老行きの電車を待っていた。念願の夢が叶うと心を躍らせていた彼女に、突然、あの大きな揺れが襲った。 九死に一生を得た彼女は、着の身着のまま、一緒に渡米する