世界的なInstagramの流行も相まって、意図的にそうしたスポットを作り出されてきた面がありますが、もともと原色を好む韓国人の色彩感覚が、Instagram全盛時代にマッチしたのではないでしょうか。 そんなインスタ映えスポットはカフェだけにとどまりません。Instagramが世に登場する前から、アートスポットとしての「壁画の町」がソウルにも地方にもあります。しかし、そのような場所の成り立ちを探ってみると、「韓国社会の闇」とされるところが明るみになってきます。 斜面に建つ貧民街「サントンネ」と「タルトンネ」 ソウルや釜山を訪れて街を見渡してみると、小さな山や丘が手の届きそうなところにあります。後者の方が、市内の約半分の面積が山である分より顕著です。そして、これらの斜面にも家々が建っており、人々が暮らしているのです。 このような場所は元々、「山の町(サントンネ(산동네))」と呼ばれていました
![インスタ映えが韓国の過疎地を救う? アート街化と別れる明暗 - 海外ZINE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0a58700ba10e007a5609ebaecd5def8630e826d2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flocotabi.jp%2Fkaigaizine%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F11%2Ftop-instagram-korea.jpg)