ブックマーク / tsukikana.hatenablog.com (141)

  • 初々しい歌唱に涙―西城秀樹さんのデビュー時からのアルバム復刻 - 一筋の光、降り注ぐ光。

    デスクに置いたハンディ扇風機を付けると「恋の暴走」のイントロが脳内再生される。ドライヤーをスイッチオンすると「若き獅子たち」だ。いつからか、動作音がそう聞こえてしまうようになっている。 この3年間、どれだけ西城秀樹さんの歌を聴いてきたことだろう。すっかり耳がHIDEKI受信機になってる?我ながら可笑しいけど、悪くない気分である。 訃報の後、ファンに戻ったことを自覚して、その後、動揺と混乱の時期を乗り越え、今は気持ちが落ち着いている。時々は、不意打ちのように歌が沁みてきて、視界がにじむこともあるけれど・・・ 人の言動に惑わされず自分のペースで「推し」を推すことも、できるようになってきた。つまり、お金や時間のかけ方だとか、SNS時代のファン同士の繋がり加減だとか、そういうことで無理しない、悩まないでいられるようになってきた、ということ。 どの世界にも難しいことはあるね。作法もある。同じ人が好き

    初々しい歌唱に涙―西城秀樹さんのデビュー時からのアルバム復刻 - 一筋の光、降り注ぐ光。
  • 12歳の私へ―回想と戯れた日 - 一筋の光、降り注ぐ光。

    早い入梅のために、大好きな5月が半分奪われてしまったような、ちょっとやるせない気分でここ数日を過ごしている。 ひょんなことからメルカリを始めることになり、出品できそうなものを探していた先日のこと。あっちの引き出し、こっちの引き出しと開けていくうちに、ふと手が止まった。 40年前、いやいやもう半世紀近く前の、古い“生徒手帳”を発見。 へええ、懐かしい。 生徒手帳って、中学、高校で毎年学校から配布されていたんだっけ。だとしたら何故、これひとつだけだけ残しておいたのかな、過去の私。 中学1年生。12歳。 あの頃の自分を、こんなに年月がたった今もまだ思い出せる。照れて薄笑いを浮かべながら、ページをめくった私。はた目にはきっと、不気味だね。 11㎝×7㎝、厚さ6㎜ほどの小さな手帳なのに、驚くほどの情報量。まず、そこに感心した。 学区地図、生徒手帳取扱い心得、校歌、生徒心得、服装規定、生徒会会則、生徒

    12歳の私へ―回想と戯れた日 - 一筋の光、降り注ぐ光。
  • 物語を読むということ、書くということ - 一筋の光、降り注ぐ光。

    を、あまり読まなくなってきたな・・・ そう感じ始めたのは、いつからだろう。 もちろん、全く読まないわけではない。は今も大好きだし。 けれども、かつてのように履歴書の趣味の項目のトップに「読書」と書けるかと自分に問えば、今はもうできない気がする。残念ながら。 40代の頃はまだ、通勤電車の中で文庫小説を読んでいた。降りる駅に気がつかず、乗り越して遅刻してしまったこともあった。鞄には常に、が入っていたあの頃。 転職をして、読む仕事の資料優先になって、それがきっかけで楽しみとしてのから少しずつ離れていったのかもしれない。仕事上の悩みも多く、忙しさもあって。 いや。単純に、視力の低下で細かい字にうんざりしてきたからかな、とも思う。老眼鏡をいちいち出したりしまったりは、なかなかに面倒くさい。電車での時間つぶしはスマートフォンに替わっていた。 現在は家にいるのだけど、多分、年に10冊も読

    物語を読むということ、書くということ - 一筋の光、降り注ぐ光。
  • 体と心に声を掛けよう―私のセルフケア - 一筋の光、降り注ぐ光。

    数日前、ツバメの姿を見た。 我が家の前の電線にも、一昨日から2羽のツバメがよく羽を休めている。マンション1階店舗の軒先に、また巣を作るのかな。今年も来てくれたんだね。「おかえり」と言いたくなる。 家に居ながらにして、間近に野鳥の姿を見られるのは、嬉しいものだ。特にこのツバメたちは、私の顔を見る。逃げない。話し掛ければ聞いている風にさえずりを返す。 この先の毎日の楽しみが、ひとつ、できた。 左膝の調子が良くなってきたと思ったら、今度は右膝が。痛みが消えたと喜んでいたら、再び左膝が。好きな散歩にもなかなか出られず、家にこもる時間が増えてしまった私。 どうも1万歩を超えて歩くと悪くなる気がする。健脚だった頃が恋しい。でも、ストレッチをしておとなしくしていれば痛みは退いていくので、今年は整形外科にも行っていない。 喉元過ぎれば熱さを忘れる、じゃないけど、痛みが去れば「あれは何だったの?」みたいにケ

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  • 5月の薔薇とカーネーション - 一筋の光、降り注ぐ光。

    子どもたちが幼かった頃。 幼稚園のスクールバスを待つ場所は、近所のお宅の玄関先だった。 そのお宅のフェンスには、蔓薔薇が絡ませてあり、このくらいの季節になるとたくさんの赤い花が咲いた。バスを待つ間、甘く清潔なその香りに包まれるのが毎朝の楽しみだったことを思い出す。 当時、私は赤いミニ薔薇を2鉢、ベランダに置いていた。大した世話もしていないのに、薔薇は何年もの間、春と秋に可愛い花を咲かせてくれた。小さな花だったけど、顔を近づけるととても良い香りがした。 昔から薔薇が好き。でも、格的なものを自分で管理するのは難しそうで、ずっと手が出せず今に至る。病害虫の対策も勉強して、いつか素敵な香りのする薔薇を、この手で育ててみたいな。 ここ数年は、もっぱら切り花で薔薇を楽しんでいる。ただ、薔薇を買うのはもう少し先にしようかな、と今は思う。この時期のお花屋さんで一番目立つのは・・・カーネーション。 もうす

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  • 動力は「憧れ」だった―桜の季節に思い出すこと - 一筋の光、降り注ぐ光。

    憧れ。 ただそれだけが、前進するエネルギー源だったんだろうと思う。あの頃の私。20歳だった。 4月になり、桜の花びらが舞う中を歩いていると、これまでの人生で経験した、さまざまな節目のシーンを思い出す。私自身の入学・卒業式だったり、娘たちのそれだったり。 そして何故か今年は、20歳の自分を何度も思い出している。社会人になって上京した、小舟のように危なっかしい自分を。 短大を卒業し、私は神戸市に社のあるアパレルの会社に入社した。勤務は東京社だったので、最初は井の頭線の三鷹台駅に近い女子寮に入居することになった。 親元を離れて、初めてひとりで暮らす。東京も住むのは初めてだし、寮も初めて。でも、どこか全能感(万能感)があったのか、あの頃の私は怖いもの知らずで、新しい世界に飛び出せることが嬉しくて仕方なかった。 まだ20歳の娘をひとりで東京になんて、よく出したなあと、父は同僚から散々言われたそう

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    tsukikana 2021/04/07
  • これまで生きてきて、嬉しかったことはどんなこと? - 一筋の光、降り注ぐ光。

    この季節、お花屋さんの前を素通りするのは難しい。選んで買うとなると、ますます難しい。悩むけど、笑みがこぼれる。 SMAPのあの歌のように、 ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね と、お花たち全部まるごと、褒め称えたくなる。 「人生で一番嬉しかったことは何ですか?」 そう聞かれたら、なんて答えようかと考えてみた。いつか読んだ新聞の投稿欄で、そんな話題があったから。 でもこれ、初恋はいつですか?という質問と同じくらい、難しいな。 え?初恋?難しい?と言われるだろうか。 だって、小学生くらいから、クラスの男子の中に「ちょっといいな」くらいに想う 子がいたりするけど、それって恋と呼べるのか?という問題があるし。 私は中1で西城秀樹さんにハートを奪われたが、そういうのを初恋、と言ってしまっていいのかどうなのか、とかね。よくわからない。 ✻でも、HIDEKIは当に好きだったなあ。今も好

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    tsukikana 2021/02/03
  • 素敵な方と隣り合って暮らしていた、そんな幸せ - 一筋の光、降り注ぐ光。

    その人は時々、ベランダで空を見ていた。手すりに肘をあずけて、あるいは頬杖をついて。どこか物憂く、寂しそうな表情にも見えれば、うっとりと夢見ているようにも見えた。 隣に住む私は、隔て板の向こうの彼女に気付くと、いつも声を掛けようか迷った末、首を振ってベランダから部屋に戻った。 邪魔をしてしまう気がして。彼女の世界を乱してはいけないと思って。 当時の私は、確か40代前半。まだ子育ても終わっていなかったし、仕事も大変な時期だった。生きていくのに必死のバタバタした日常の中、マンションの階段でたまに出会う彼女は、落ち着いた穏やかな印象だった。 その方、Tさんはちょうど私と母親の中間くらいの年頃で、お連れ合いとふたり暮らしのご様子。そこに入居することになったご事情とか、家族構成とかは、世代の違いによる遠慮もあり特に伺うこともなく、挨拶をしたり軽く世間話をしたりする程度の間柄だった。 けれども人懐こい笑

    素敵な方と隣り合って暮らしていた、そんな幸せ - 一筋の光、降り注ぐ光。
  • 刺しゅうの雑誌を買ってみたら・・・ - 一筋の光、降り注ぐ光。

    あっという間に師走ももう半ばである。気分だけは慌ただしいが、なかなか動きが伴わない日々。 世の中は相変わらずコロナで、先の見通しが立たず、年末年始の計画も宙ぶらりん。家の中のことなど、今できることをやっていこうと思うのだが、気持ちが乗ってこない。 といって、娯楽に流れるほど度胸もない。「遊んでる場合じゃないでしょ」という鋭い声が、自分の中から聞こえてくる。 ああもうほんと、12月ってやっかいだ。 そんな私を落ち着かせてくれたのは、刺しゅうだった(これは遊びではない。薬っ!) 11月に予約注文して届いていた「リンネル特別編集 素敵な刺繍生活」。その付録、刺繍スターターキットを使って、私の好きな刺繍作家atsumiさんの、それはそれは可愛らしい図案を刺してみた。 リンネルは好きだし、atsumiさんの図案も好きだし、宮﨑あおいちゃんの語る刺しゅう愛も読んでみたいし、キットの内容にも興味あるし。

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  • 心に澄んだ風を通し、新しい年を迎えよう - 一筋の光、降り注ぐ光。

    冷たい師走の風の中を、ゆっくり歩いて買い物に行く。まだ早い時間から店は混んでいて、気がつけば皆さん、動きがキビキビしている。 年の瀬の活気。どの顔にも「忙しい」と書いてあるようで、こちらも忙しくしていないと申し訳ないような、追い立てられるような気持ちになるからおかしなものだ。 それでも帰り道、いつも歩く川沿いの緑道で、ちょっとほっこりする出来事があった。 普段は見かけない野鳥を木立ちに見つけ、立ち止まって確かめようとしていたら、一人のご婦人に話しかけられた。 「あの。何かいるんですか?」 わけを話し、二人でしばらく木立ちを覗き込む。スズメより一回り小さな小鳥で、最初はシジュウカラかと思ったが、特徴のあるネクタイ模様がないと知り、しきりに枝から枝へ飛び回るのを目で追った。遠くへ飛んで逃げるわけでもなく、チチチと鳴き続けている。 「あ、ほら、あそこに。見たことないんですよ、なんていう小鳥でしょ

    心に澄んだ風を通し、新しい年を迎えよう - 一筋の光、降り注ぐ光。
    tsukikana
    tsukikana 2020/12/10
    人との出会い、ご縁に、謙虚な気持ちで感謝したい
  • 鳥の多い町に住んで - 一筋の光、降り注ぐ光。

    昨日から寒さがゆるんでいる。ふと窓に目をやると、外は青空が広がって光に満ちている。そして、明日は雨が降るという。天気予報では「今日のお天気を活用しましょう」とのコメント。なるほど、洗濯日和、掃除日和、布団干し日和。でも・・・ こんな日は、歩くしかない! 仕事をはじめとする家での諸々の用事は山積みなのだけど、それらを全て午後に回して、今日は午前中、思う存分、近所を歩いた。真冬とは思えない暖かさで、上着もいらないくらいだった。ほのかに草木の香りがしてきて、気持ちが良い。 この町に住んで2年が過ぎたが、まだまだ知らない場所はたくさんある。川も道も蛇行していて、東西南北が怪しくなることも多々あり、散歩の後、家に帰ってGoogle Mapで確認し、そんな方向に行っていたのか!と驚くこともよくある。 買い物などを目的とせず、歩くことを目的に家を飛び出すのは楽しい。さて、今日はどの方角を目指そうか。 と

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  • 理想の庭を考える―「フラワーショウ!」と「マイビューティフルガーデン」 - 一筋の光、降り注ぐ光。

    観たかったのに観逃してしまった映画はたくさんある。「フラワーショウ!」(2014年・英国)もそのひとつ。アマゾンビデオで観られると知り、先日、嬉々としてTVの前に座った。 自然豊かなアイルランドの田舎で育った若い女性が、ケルト文化の香り漂う自然をテーマにデザインした庭で、ガーデニングの権威ある世界大会、チェルシーフラワーショウの金賞を史上最年少で獲得するまでを描いた、実話に基づくサクセスストーリーだ。 わずか8枠に2000人の応募。お金もコネもない中、応募さえ危ぶまれたが見事合格。しかし出展が決まってからも資金繰りや人集め、植物の調達、と苦労が続き、短期間での施工(庭造り)でも、最後までピンチの連続。 しかし・・・ 「現代の庭園は自然来の美しさを見失っている」と訴え、人と自然は共存できると信じ、そのための庭造りを世に送り出す必要性を説く彼女の信念、そして、揺るぎない植物たちへの深い愛が、

    理想の庭を考える―「フラワーショウ!」と「マイビューティフルガーデン」 - 一筋の光、降り注ぐ光。
    tsukikana
    tsukikana 2020/12/10
    「フラワーショウ!」「マイビューティフルガーデン」
  • 春の気分を刺しゅうに込めて - 一筋の光、降り注ぐ光。

    川を渡る早春の風は冷たいが、ほのかに甘い香りがする。草木や土から漂い出る匂いも、もう冬のそれではない。 ケーキ屋さんやお花屋さん、雑貨屋さんやカフェのショーケース…。バレンタインデーや雛祭り、ホワイトデーと続くこの時期は、街を歩いていても、とびきり明るい色が目を楽しませてくれる。イチゴの赤やガーベラのピンクなど、部屋に持ち帰りたいものばかりだ。 そんな春気分を刺しゅうに込めてみた。今回は、フレーム付きのキットを使って。青木和子さんの図案は、前から一度試してみたかったので、購入した帰り道から気が逸り、ワクワクして頬が緩んでしまった。 キットには下絵が印刷された布と必要な刺しゅう糸、針や糸通しまで入っている。下絵を写し取ったり糸の色を揃えたりの準備が不要なので、即、作業に取り掛かれるのが嬉しい。 そしてこのキットでは、布裏に最初に接着芯を貼り付けるので、刺しゅう枠を使わない。ふむふむ、そういう

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  • あるHSPのセルフケア―家でなくても、一人でなくても - 一筋の光、降り注ぐ光。

    春は好きなのだけど、晴れたり降ったり嵐になったり、いやはや当にめまぐるしい。気温のアップダウンも大きく、お天気アプリをチェックすることの多い季節だ。 私は雨が降りそうなときが一番苦手で、頭がどんよりとして動きが鈍くなるし、なかなかやる気が出ない。しかし降り始めてしまえば、何故か楽になる。 昔からそうなのだが、これは気圧の影響を受けているからだろうか。HSPとも関係あるのかな。 ※HSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)についての以前の記事。 ◆あるHSP仕事事情―この気質であればこその幸福(2017.8.25) ◆あるHSPの小さな決意―この「生きづらさ」を減らしていこう!(2017.2.14) ◆不寛容の時代の空を見上げて(2017.1.17) 今年はスタートからずっと忙しい。公私の予定も多いし、やること、考えることが目白押しで、時間が飛ぶように過ぎて

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  • 「花糸」を使って、春の空を飛ぶ「気球」を刺しゅう - 一筋の光、降り注ぐ光。

    青空が広がる美しい春の日が、もう何日続いているだろう。機嫌の良い空を見ていると私の心身も朗らかになる。忙しい日が続いているけれど。 3月も終わる。TVはそんなに見ない方だが、好きなドラマの最終回とか、情報番組のキャスター交代などが重なって、なんとなく少し寂しい気持ちになっている。ここ数年、朝の家事のお供として馴染んでいた「あさイチ」も、メインキャスター3人が去ってしまう。 HSPの身としては、番組の終わりや9時のニュースの前に、ちゃんと話の区切りを付けられるのかハラハラすることが多く(ゲストが“自由”だったり、ゲストに質問する有働さんが“チャレンジャー”だったりで・笑)、この番組の進行のアバウトさはちょっと苦手とも言えるのだが、全体の雰囲気が緩いところ、イノッチが優しくて感じ良いコメントをするところ、根底にある考え方が真っ当であるところが、実は心地良かった。たくさん和ませてもらえたことに感

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  • 春の海で集合!―伊勢志摩に遊ぶ4人旅 - 一筋の光、降り注ぐ光。

    いったいどれだけ笑っただろう。仕事に家事に介護にと、忙しい毎日を送る4人が伊勢志摩の旅をした。「みんなで春の海を見ようよ」と、関東と関西、東海から現地集合で。 この4人での旅行は約3年ぶり。 ※そのときの記事↓ tsukikana.hatenablog.com 軽井沢の旅があまりにも楽しかったので、年に1回くらいの頻度で集まりたいね、と言っていた。しかし、皆それぞれ多忙な上、年相応な親や子供たちのライフイベントが頻発、人の体調も不安定という現実が続く中、この時期になってようやく実現した二度目の旅行だった。 なんだろう、すごく楽しい。すごく浮き立ってしまう。鳥羽に着いた最初の晩に、部屋で私たちがやったことは、驚くなかれ、バースデーパーティーだ。 小さなホールのケーキを現地で買って、ロウソクを立てて「ハッピーバースデー」を歌う。1回だけではない。ひとりひとり、順番に祝っていく。動画を撮るのだ

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    tsukikana
    tsukikana 2020/12/10
    伊勢志摩
  • 「ひとり暮らし」してた、懐かしい町へ - 一筋の光、降り注ぐ光。

    最近、「ひとり暮らし」という言葉が、私の頭の中を巡っている。次女が「そのうちひとり暮らしをする!」宣言をしたり(時期等未定)、大学生になった姪っ子が、岐阜の実家を離れ、我が家の近所でひとり暮らしを始めたりしたせいだろうか。 新聞広告で見てなんとなく気になっていた『ていねいなひとり暮らし』(shoko著、すばる舎)を買い、あらこの人もご近所だわ、どんな方かしら、などと思ってみたり。ひとりでも、こんな風に丁寧にスッキリと暮らせるなんて偉いなあ、と感心してみたり。 (その後、インスタグラムでshokoさんはふたり暮らしとなりお引越しをしたと知る。おめでとうございます!お幸せに♡) ホント、こんな暮らし方できなかったな、私には。 20歳の3月から26歳の8月までの約6年半、ひとり暮らしをした。最初の半年は会社の寮で、後の6年間は目黒のアパートで。 先日、1泊2日で上京した折、ふと気が向いて、このア

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  • 光も雨も、美しい5月を存分に味わおう! - 一筋の光、降り注ぐ光。

    1年で一番忙しいのは、私には12月より5月かもしれない。薫風に揺れる若葉が美しく、気温も湿度もちょうど良く過ごしやすい、一番好きな月。だから、とにかく無駄にしたくない。味わい尽くしたいという気持ちで、焦りさえ覚える。(笑) まずは、わが家の植物たちと親しむ。モンステラを一回り大きな鉢に植え替え、ローズゼラニウムの挿し木をし、ベランダのハーブたちを整え、少し花を買い足す。 ぐんぐん大きくなるハーブは、どんな料理に使おうかと楽しく悩ませてくれる。チャイブやセージは、可愛らしい花も収穫。彩りになるだけでなく、結構、美味しい。 次に、薔薇のフェスタをやっている公園に出向き、春咲きの薔薇たちの極上アロマを心ゆくまで堪能する。自分の家では切り花で薔薇を楽しむ。香り高いイングリッシュローズ系の小さな花束を、夫に買ってもらった。(是非、毎年恒例にしたい。小さくなくてもいいけど!) 母の日も5月だ。実家の母

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  • 力の入らない雨の日も、刺しゅうで「やる気」モードにスイッチ - 一筋の光、降り注ぐ光。

    朝からずっと雨が降っている。九州・四国地方に続いてもしかしたら今日あたり、この地方も梅雨入り認定されるかも? 大好きな5月が、終わってしまう。 この美しい季節にやっておきたかったことはいろいろあって、全部とは言わないが、ほぼ気が済む程度にはできたと思う。でも、もう終わってしまうのかと思うと、やはりちょっと寂しい。私は5月が好きすぎる。 四季のある国に生まれて、何十年も生きてきて。あれ?と思う。春と秋が短くなっている。そして、梅雨という名の雨期が、やけに長い。日は亜熱帯になりつつある、なんて話も耳にしたことがある。 私は、蒸し暑いのが寒いのよりも苦手なので、梅雨から長い夏につながるこれからの季節は、冬以上に憂のタネだ。外は過酷。できることなら、どこにも出掛けたくない(避暑地は別だけど!)。 春を謳歌するように我がベランダで勢いを誇っていたハーブたち。しかし、既にくたびれ始めたようなものも

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  • 一眼レフと私 - 一筋の光、降り注ぐ光。

    8月もあと10日ほど。朝晩涼しくなり、日毎に秋が近づいて来るのを感じる。 義父の一周忌法要も滞りなく済み、我が家に泊まっていた長女一家も帰っていき、ここ2週間ほどの忙しさをぼんやりと振り返る。1歳4か月の孫娘が遊んだ積木やぬいぐるみを片付け、愛らしい笑顔を早くも懐かしみながら、でもやはり戻ってきた日常にホッとしている。 手元にはミラーレス一眼のカメラ。せっかく買ってもらったのに、その後忙しすぎて、まだちょっとしか触れていない。 いや、大丈夫。外に出やすくなるこれからの季節、いろいろ試して好きな写真をたくさん撮りたい。 私は30年くらい前、小さな出版社でグルメ系フリーペーパーの記者をしていた。当初はカメラマンと組み、彼のランクルに同乗し取材に飛び回っていたのだが、ある日、編集長にこう言われた。 「これからは、つきかなさんが写真も撮ろう。クルマも買うから(軽だけど!)一人で取材に行ってね」 要

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