外国籍の子どもや外国人犯罪者の通訳をしてる知人は「ルビさえあれば」という。最近はいろんな案内に英語や韓国語、中国語の表記が増えたが、日本で暮らしている外国人にとって、漢字はなかなか読めない字のまま。ルビさえあれば、かなり学習しやすくなり、生活の不便もなくなるという。 小学校高学年以降に日本に来た場合、日本語の習得はかなり難しくなる。漢字が読めなければ、国語辞典の引きようもない。ルビさえあれば辞典を引くこともできるだろうけど、辞典もルビがない。ルビさえあれば、大人になってからでもかなり日本語の習得は容易になるだろう、と知人は言う。 パンフレットひとつとっても、ルビはない。契約書みたいな大切なものもルビはない。長く住んでいると耳慣れするので、日本語を話せる外国人は多い。しかしルビのない漢字ばかりのせいで、自分の口にしている日本語がどんな漢字なのかを知らないままの外国人も多いようだ。 外国人がこ