今回通常の貿易実務において、あまり使われないオファーの仕方を取り上げる。 売違い御免オファー Offer Subject to Being Unsoldである。 特定商品の特定在庫を、早く売りたいときに利用する。文字通り、 買い注文が入っても、必ずしもその相手に売らないことを意味している。すなわち買い注文が入っても、入れ違いに他へ売ることもあり得る場合のオファーの仕方である。予定していた数量を売り切ってしまえば、商談は終わる。 売り手は次のようにオファーする。 We offer suject to being unsold (name of commodity, quantity, etc). これとほぼ同様に利用されるオファーに、早い者勝ちオファー Offer Subject to Prior Saleがある。文字通り、早く注文してきた相手に売るもので、あとから来た注文を受ける必要はない