本エントリは公開鍵暗号をプログラムで扱う方法のまとめの一環で、OpenSSLコマンドを使ってRSAの公開鍵暗号や電子署名を行う方法をまとめています。 知識の前提 公開鍵暗号と電子署名の基礎知識 ある程度の基礎知識があることを前提としていますので、自信のない方は 公開鍵暗号と電子署名の基礎知識 を先にお読みください。 RSA鍵、証明書のファイルフォーマットについて 諸々の操作で鍵や証明書のファイルが出てきますが、それらのファイルのフォーマットについてある程度の理解がある必要があります。自信のない方は RSA鍵、証明書のファイルフォーマットについて を先にお読みください。 環境 OpenSSLがインストールされているコンピュータが必要です。macOSや Linux等の UNIX系コンピュータであればほぼ最初からインストールされているとおもいます。Windowsの場合はデフォルトではインストール