米国のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、2019年版の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」(Movers & Shakers)として54名の図書館員を発表しています。 米国の図書館界に新しい風を吹き込んだ図書館員たちを選出するもので、アドヴォカシー分野(ADVOCATES)、組織を変えた人(CHANGE AGENTS)、コミュニティを作った人(COMMUNITY BUILDERS)、デジタル開発者(DIGITAL DEVELOPERS)、教育分野(EDUCATORS)、革新者(INNOVATORS)、の6つの分野から選ばれています。 革新者(INNOVATORS)には、ワシントン大学図書館の日本研究司書である田中あずさ氏も選出されており、受賞者プロフィールのページでは、田中氏が携わった「日本学多巻資料の総目次・索引電子化プロジェクト」の紹介がなされています。 20
福岡県福智町の図書館で館長を務めていた非正規職員の女性(51)が、募集要領では任用期間が5年となっていたのに、3年で一方的に雇い止めされたのは不当として、町を相手取り、館長としての地位確認を求めて、近く福岡地裁田川支部に提訴することが分かった。 訴状や関係者の話によると、女性は公募を経て、2015年春に町図書館・歴史資料館「ふくちのち」の館長に就任。募集要領の任用期間は20年3月末までの5年間となっていた。 当初は3年間の雇用契約を結び、今春、残り2年の契約を結ぶという説明を受けていた。ところが今年1月になって突然、契約を更新しないと告げられ、後に「職場の統率が取れていない」といった理由を示されたという。 女性は直前まで、町幹部らから「5年で約束しているので契約をしないという選択肢はない」といった言葉を掛けられており、契約更新しない理由とされた点についても事前に注意や指導が全くなく、「雇い
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東京都立川市にある国立極地研究所(略称「極地研」)で司書として働く南山泰之さんは、大学では法律を学び、南極に観測隊員として赴任したという経歴をお持ちで、最近ではオープンサイエンスなどをテーマにした講演もこなしています。 今回は南山さんに、これまでのご自身のことや、図書館員としての考えなどをうかがいました。 南山 泰之 様 国立極地研究所情報図書室 〒190-8518 東京都立川市緑町10-3 Webサイトhttp://www.nipr.ac.jp/publication/library.html 掲載している情報は2017年5月現在のものです。 もともと極地に興味があったわけではないです まずは、現在働いている国立極地研究所でのお仕事についてお聞きしたいと思います。国立極地研究所とはどのような施設なのですか? 南山泰之さん(以下、敬称略)極地研では、南極や北極での観測を中心にしたいろいろな
図書館員に研究マインドを:実務と理論双方の発展のために Theory without practice is empty;Practice without theory is blind. (実践なき理論は空虚であり,理論なき実践は盲目である。) 2017年2月,オーストラリア図書館協会(ALIA)は,同国のチャールズスタート大学との共同研究報告書“Relevance 2020 LIS Research in Australia”を公開した。 報告書の冒頭でも紹介されている上記の言葉にあるように,理論と実務の相互理解は,双方の発展に必須であり,同国の図書館界でも,様々な取組が行われてきた。しかし,学界での研究は必ずしも現場の課題を解決し,方向性を示すものになっておらず,また,図書館員も研究成果に無関心で実務にいかしていないなど,現実は理想と程遠いという。本報告書は,そのような現状認識のもと
昨年、保育士の賃金の低さが話題になったが、同様に厳しいのが司書だ。4月3日、はてな匿名ダイアリーに「私が司書を辞めた理由を吐き出す」との投稿があった。7年間学校司書として勤めた女性は、当時をこう振り返る。 「給料は最後の一年の毎月の手取りはフルタイムで働いて8万9千円ぐらい」 「ああもう無理だわ、と思ったのは、保護者から給料が高いんじゃないかと全体の場で指摘されたときだった」 「司書資格はみんなが思うほど簡単じゃないし、専門性も高い」 カウンター業務は仕事内容のごく一部に過ぎません 4月7日時点で、ある地方自治体に出されている司書の求人票を確認してみた。週5日7時間労働の有期雇用で、給与は11万9280円~12万3753円。社会保険料や所得税を引くと手取りは数万円になる。女性の手取り金額も、現実としてあり得ない数字ではない。 ツイッターでも「司書資格はみんなが思うほど簡単じゃないし、専門性
彼女は、関東のある公立図書館に30年以上勤務する正規公務員のベテラン司書である。 その自治体で誰よりも図書館を知っている彼女は、昨年、ある決断をした。人事課に対し「正規職員を減らしても良い」と告げ、その代わりに、有期雇用だがフルタイム勤務の臨時職員を採用することにしたのである。 正規を非正規に置き換えるという奇策は当たった。図書館の業務がスムーズに回り始めたのである。なぜなら4人採用された臨時職員は、皆、司書資格を有し、他の自治体の図書館での勤務経験が豊富で、図書館員としての「当たり前」(注1)を身に着けていたからである。確かに無資格の正規公務員でも、図書館について勉強し、図書館員としての「当たり前」を身につける職員もいる。ところが、役所内の人事ローテーションで図書館に異動してくる一般行政職の正規公務員の多くは、司書資格を有さず、異動だからと仕方なく図書館に勤務し、図書館員としての「当たり
米澤 誠さん 東北大学附属図書館員 学習支援のトップランナー いま、大学図書館では「学習支援」が注目されています。「ラーニングコモンズってどうつくればいいの?」「アクティブラーニングって図書館員は何をすればいいの?」──そんな困惑を覚えている図書館員の方々に少しでも参考にしていただきたいと、このたび大学図書館界の学習支援におけるトップランナー、東北大学図書館員の米澤誠さんに連載記事を執筆していただくことになりました。まず連載スタートの前に「VOICE」でお話をうかがいます。米澤さんは、なぜ図書館員になられたのか? 3回シリーズでお届けする1回目。 やっぱり「本が好き」 いま私は、東北大学の図書館で管理職をしています。初めての勤務先も東北大学で、ほかにNII(国立情報学研究所)、山形大学にも在籍していました。これらの本務以外に、兼務している仕事もあります。 米澤 誠(よねざわ まこと)さん
ほんの少し前まで、何年間か「非正規図書館員の現場主任」なる仕事をやっていました。 ひらがなが「の」しかなくて何だかいかめしい感じもしますが(笑)、公共図書館の業務受託会社に雇われて現場で働いている数十人のスタッフの、管理とは名ばかりの「お世話」をする仕事です。 一応現場のトップなわけですが、私自身は「下働き」と思っていました。シフト作ったり、相談に乗ったり、会社と自治体の橋渡しをしたり。もちろん、並行して自分も窓口に立ちます。 ちなみに、私はそのために雇われたわけではなくて、元々その図書館で同僚たちと何年も一緒に働いていて、諸事情で抜擢されたんです。 さて非正規図書館員が多い今の公共図書館業界というのは、働き手の出入りがものすごく激しいんです。そして、その「出入り」の際には当然雇用する側は即戦力「図書館で働いた経験がある人」を採用したいわけです。 で、実際に経験がある人も入ってきます。 私
東京都新宿区の「四谷図書館」で司書を務める、遠藤ひとみさん 図書館が好きで、頻繁に通っているという人であれば、本の貸し出し処理や、問い合わせの対応をしている職員を「司書」と呼ぶことを知っているでしょう。実は、司書の仕事内容は、私たちの想像以上に幅広いようです。 そこで今回は、東京都新宿区にある「四谷図書館」で司書をしている遠藤ひとみさんに、普段のお仕事について詳しくお話を伺いました! ■本の貸し借りだけじゃない。イベントの企画もするのが、司書の仕事 Q1. 普段のお仕事について教えてください。 「私は東京にある図書館で、司書として務めています。私の仕事は、大きく分けて2つあります。1つめの仕事は、『通常業務』と呼ばれる仕事です。カウンターでの貸し借りや、本の予約業務・整理・分類、レファレンス(問い合わせ対応)を行います。レファレンスでは、利用者さんの『タイトルはわからないけど、こんな本を読
ある村の常勤的非常勤職員の学校司書 彼は、九州地方の山間の、編入合併前のある村で、たった一つの中学校の学校図書館に勤務する、非正規公務員の学校司書だった。 1979年4月1日、有期雇用の非常勤職員として任用され、以後、2012年3月31日に退職するまでの33年間のほとんどを、1年間の任期を毎年更新してきた。任期の終了による退職日と再任用による任期の開始日との間に空白期間はなく、事実上、無期の継続雇用だった。 非常勤職員といっても、その勤務態様は正規の常勤職員と一緒だった。始業・終業時刻は8時30分から17時15分で、勤務時間数は1日7時間45分、勤務日は、土曜日・日曜日の週休日を除く週5日で週38時間45分、休日は、国民の祝日、年末年始並びに教育委員会が認めた日。つまり彼は、非常勤職員という身分でありながら常勤職として勤務する、典型的な常勤的非常勤職員だったのである。 学校司書としての彼の
The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 図書館システムの調達と構築に疲れ果てた図書館退屈男の異動先は,小さな研究所図書室だった. 2014年4月,20余年を過ごしたセンター館から国立研究開発法人に採用.弊社系研究機関職員にはありがちなジョブローテーションの一環で「出向」に近いが,いつ戻るとかどこに戻るとかの予定も計画も何もなく. 組織規程によるところの図書館担当科(課じゃないんです)の業務は以下3つ. (1) 所内ネットワークの運用・管理に関すること。 (2) 公式ホームページのセキュリティ及び運用管理に関すること。 (3) 前各号に掲げるもののほか、図書、情報及びネットワークに関すること。 図書館退屈男の係はこのうち(2)と(3)の「図書」が担当.図書館業務は「前各号に掲げる
>図書館司書の最新求人はコチラ< 離職率が高いのは非正規雇用の図書館司書 正規職員で図書館勤務している司書の離職率はきわめて低く、頻繁に人の出入りがあるのは非正規雇用の図書館司書です。ここでは非正規雇用の職員(社員)として図書館に勤める人の場合でご説明します。 公共図書館や学校図書館は体力勝負の仕事 図書館のイメージは静かでゆったりしていて、きっと図書館司書も落ち着いた雰囲気の中でのんびり働けるのだろうと思って勤めてみると、予想外の業務の厳しさで驚いたり後悔したりすることは、きっと誰にもあります。 司書がエプロンをして働いているのはなぜか分からなかった人も、実際に働いてみて思いのほかエプロンが汚れていることに気がつきます。実際はかなりの肉体労働で、地道に細かい仕事も多く、また利用者の無理な要求や思いもよらない苦情を受けてストレスを感じることもあります。 大学図書館は気力と努力が必要 大学図
ときどき聞かれる「理系なのになんで大学図書館員になったんですか?」という自分でもよく分からない質問についてのメモ。自分語りに近いので、数年後に読みかえすとうんざりしそう。 中学生のころは高校に進学する気がなく、高校生のころは大学に進学する気がなかった。高1のとき進路希望の欄を(いやいや)埋めていて「図書館情報大学」という理系なのか文系なのか何をするのかよく分からない大学が気になったのは覚えている。その後忘れていた。 学部生の後半はITベンチャーで働いていたので、ほとんど大学にいなかった(授業中に電話がかかってきたりしてた)。学内の図書館・図書室をみっつよっつとはしごして数学書を借り、そのままオフィスや喫茶店に向かうというような日々だった。で、貸出期間・冊数を最大化するためにはどうしたらいいか、どの順番で巡回するのが効率的かなどと考えていて、OPACの使いづらさに不満を持っていたのを覚えてい
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