官と業界の癒着(ゆちゃく)として指摘されることが多い政府や地方公共団体の契約の問題。競争入札・指名競争入札・随意契約・談合など、政府の「公的契約」についての基礎知識をお話ししていきます。 日本の法律は競争入札主義 日本では会計法という法律で、各省庁の契約は原則として「『一般競争入札』を経て行わなければならない」と規定されています。地方自治法でも、地方公共団体の契約についても一般競争入札を優先するよう規定しています。 契約には2種類あって、「国や地方公共団体が発注して民間業者がこれを請け負う」ものと反対に「国や地方公共団体が売りに出し、誰かがこれを買うもの」とがあるのですが、ここから先は前者の「国や地方公共団体が発注して民間業者がこれを請け負う発注」を中心に説明していきます。 「一般競争入札」というのは、不特定多数の業者が参加する入札方式です。最低金額を書いて入札した業者が、国または地方公共
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