SEKAI NO OWARIのメンバーのSaoriさんとして活動し、そして作家であり、子育て真っ最中でもある藤崎彩織さんが、日々のあれこれに悩みながらなんとか前へ進もうと綴った文章をまとめた『ねじねじ録』を刊行。 これを読んでぜひ感想を伝えたい! と進み出たのは、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』などの著作やSNSで人気の作家・岸田奈美さん。 いま最も広く共感を呼んでいる稀代の書き手ふたりの対談を、ここに。(全2回の2回目。前編を読む) ◆ ◆ ◆ なんであんなに家族の仲がいいのか 岸田 でも彩織さんの話には、いつもほのかに明るい希望が差しているのを感じます。見落としそうなささやかな希望ですけど、それがちょっとずつ見えてくるのがおもしろい。これはクセになる感覚ですよ。深夜に5分だけやってる、めっちゃ暗いのにシュールで笑えるテレビ番組みたいで。そんな番組あるかわかりません
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