女流将棋の第4期白玲戦七番勝負第4局が12日、京都市の「ザ・ゲートホテル京都高瀬川」で指され、西山朋佳白玲=女王、女流王将=が、挑戦者の福間香奈女流名人=清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花=に先手番の147手で勝ち、スコアを2勝2敗(〇●●〇)のタイにした。 「あまり自信がなかった」という西山は、持ち時間(各4時間)がお互いの残り2分時点では西山が劣勢だったが、福間が寄せ切れずに、形勢が逆転。お互い1分将棋の緊迫した中で、西山が冷静に福間玉を詰んだ。 西山は棋士編入試験五番勝負に挑戦中(〇●で1勝1敗)。11月に上野裕寿四段との第3局が控えている。 第5局は19日に北海道札幌市、26日に第6局が東京・浅草で指される。第7局は30日に決まった。西山は「10月に決着するとのことなので、コンディションを整えて臨んでいきたい」。第1子を12月に出産予定の福間は、3連勝での王手がかけられず「残念」と