小飼弾です。前回から1ヶ月以上開いてしまいましたが、ご機嫌はいかがでしょうか。 前回、私は以下のように書きました。 小飼弾 404 Title Not Found : #3 プログラマーの三大美徳その3「傲慢」プログラミングの世界で傲慢を手に入れる最も簡単な方法は何でしょうか? 懸命な読者の方は、もしかして気がついていらっしゃるかも知れません。 オープンソースに関わることです。 プログラマーの三大美徳、「怠惰」、「短気」、そして「傲慢」のうち、傲慢のみは他者がいないと成り立たないと私は書きました。プログラマーとして、その他者との関わりを最も簡単に得る方法がオープンソースなのです。 もちろん、オープンソースのみが、プログラマーと他者が関わる方法ではありません。プログラマーというのは、その作品であるプログラムを通して、必ずユーザーとは関わりを持つのです。自分用のプログラムしか書いたことのない人
友人の石黒邦宏と久しぶりに会った。四年前に http://book.shinchosha.co.jp/foresight/main/data/frst200211/fst.html という彼についての文章を書いて以来、数ヶ月に一度は話していたのだが、僕も彼も今年は忙しくて、昨日は半年ぶりに彼とランチ・ミーティングをした。彼と会うと元気が出てくる。 「この間数えてみたら、10年連続10万行、プログラムを書いていたことになるんですよ。あと何年くらい続けられるかなぁ」 前回会ったときに印象に残った彼の言葉がこれだった。同席していた若いハッカーが「年に10万行って一日平均250から300行か。土日もなしで毎日書いて・・・」 とけっこう驚いていた。ところで石黒の自信というのは凄いものがある。JTPAツアーで日本の学生たちに講演してもらったときも「オレが教えてやるんだって気持ちで、僕はシリコンバレーに
mputの日記。 - リリースは政治パフォーマンスなんだよ。 これは、面白いエントリで重要な指摘だと思うけど、プログラマ以外にはわかりにくい部分もあると思うので、リポジトリという概念を含めて解説してみたい。 集団作業におけるバージョン管理システムの意味 キーワードは「リポジトリ」と「CVS」。どちらも、プログラムのソースコードを管理する為の専用データベースに関わる専門用語である。そのようなツールを指す一般名詞が「バージョン管理システム」で代表的な実装として「CVS」と「subversion(SVN)」がある。リポジトリとは、そのデータベースのことで、これは、Wikipediaの履歴ページを見ていただくのが一番いい。 このページはWikipediaのメインページの履歴ページで、Wikipediaの全てのページには、このような履歴ページが付属している。というか、Wikipediaはこのような状
iPhoneの一般修理店は予約なしでも来店できる? 基本的には飛び込みで修理に行ってもOK iPhoneを置いていたソファにうっかりと腰かけてしまい、パネルを割ってしまった、こんな時はスマホの一般修理店へ行きましょう。画面割れは、スマホやタブレットの故障原因として非常に多いものです。予約なしで突然お店に行っても平気かしらと、不安に思う方々もいらっしゃるかもしれません。結論としては特に問題はなく、予約なしで訪問しても画面割れの修理はお願いできます。 ただし他のサービス業のお店同様、予約なしの場合、お店が混雑していると順番待ちをしなければいけないです。特に繁盛しているスマホ修理のお店だと、行列が店内で出来ており、予約なしだと、自分の順番が巡ってくるまで長時間待たされる可能性があります。平日の朝、昼なら利用客が少ない場合が多く、飛び込みでも比較スムーズに修理が頼めます。 予約は入れた方が時短に、
先日、経済産業省向けの仕事をしている知り合いと食事をしたのだが、彼によると経済産業省の今の悩みは、「IT産業の階層化の弊害によっておこる下流のプログラマーの収入の低下」だそうである。「プライムベンダー」と呼ばれる「上流コンサルタント」たちがインドや中国にも仕事を発注できることを理由に、激しく値切り始めたために、今やわずか一人月30万円というケースもあるという。 こんな話を聞くと本当に悲しくなる。まず第一に「プログラムを書く」という仕事は簡単な仕事ではない。数学的な頭を持っていないとかなり辛いし、基礎がしっかりと出来ていないとろくなソフトウェアは作れない。物価の安いインドや中国なら許せるが、米国よりも生活費の高い日本で一人月30万円とはあまりにも低すぎる。 「彼らは下流のエンジニアで、詳細仕様書に従った通りのプログラムを書くだけの簡単な仕事をしているから給料が安い」という説明を聞いたことがあ
筆者はプログラミングは好きだったが、テストについてはずっと苦手意識があった。プログラムがそれなりに完成してしまうとそれで満足してしまって、さっそく次のプログラムにとりかかりたくなる。結局、システムテストの段階でハデにバグが見つかってどれだけ周りに迷惑をかけたかわからない(今思い出しても冷や汗が出る)。「自分に代わってテストだけをやってくれる要員」がいてくれたらと本気で願っていた。 だから、1年前にある小さなソフト開発企業で、「新人をまずテスターとしてみっちり仕込むようにしている」と聴いたときは感心した。その発想は考えれば考えるほど合理的かつ発展的だ。筆者なりに肉付けした形で紹介したい。 ◆新人は現場のお荷物である 多くのソフト開発企業での新人教育が何から始まるかというと、大学の一般教養課程のような「コンピュータ概論」だったりする。その後に「ソフトウエア分析・設計」とか「プログラミング」の学
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く