◇定員200人 脳科学ブームの「神話」を検証するシンポジウムが18日、岡崎市明大寺町の岡崎コンファレンスセンターで開かれる。 自然科学研究機構生理学研究所(同市)と総合研究大学院大学(神奈川県葉山町)の主催。「神経科学神話を超えて」をテーマに、全国の5人の脳神経学者や物理学者、哲学者らが講演し、パネルディスカッションをする。 近年、▽人は右脳型と左脳型に分けられる▽脳は全体の10~20%しか使われていない▽学習には適切な時期がある▽睡眠学習は効果がある▽記憶力は改善できる▽女性の脳と男性の脳は大きく異なる▽脳の基礎的な能力は3歳までに決まる--などの神話が流布している。これらについて、最先端の脳科学研究をしている生理研は「完全には否定できない要素を含んでいるが、科学的根拠がなかったり、誇張があったりする」と説明する。脳神経神話のエセ科学による誇大宣伝の危険性も懸念されていて、シンポを脳科学