面白い本があると知人の医師から勧められて読んでみました。 なるほど、世界中にある論文データをスクリーニングして、統計処理して それぞれの代替医療について効果があるか、ないかを結論付けています。 試みは悪くないのですが、残念ながら、たった一冊で様々ある代替医療を論じることは 難しいといわざると得ません。 また、著者は論文データについても、勘違いされているところが見受けられます。 東洋医学は、職人的な考え方が強く、そもそも自分が師匠から学んだ 大事な方法を、論文で発表なんかしません。 論文として世の中に出されている治療結果は、あくまでも学校や医療機関に属する人たちが 西洋医学のやり方にのっとって一生懸命やっていることがほとんどです。 東洋医学の伝統的手法を行っている人間は、論文に興味がなく 医療者として、日々患者さんの治療にあたっていることがほとんどです。 西洋医学と異なり、そういった論文を提