日本のプロボクシングを統括するJBC(日本ボクシングコミッション)の職員が、亀田興毅・和毅両選手らに監禁・恫喝されたとして、両選手らを訴え、逆に亀田選手側も「名誉を傷つけられた」として職員に慰謝料を求めていた裁判の判決が9月30日、東京地裁であった。 倉地真寿美裁判長は「(両選手らが)強要、監禁、どうかつ及び暴行というべき違法行為に及んだとの事実は認められない」としてJBC職員の訴えを退け、亀田選手側が求めた慰謝料のうち320万円を認める判決を下した。 亀田選手たちの代理人をつとめる北村晴男弁護士は東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、テレビ出演時と変わらない落ち着いた口調で、勝訴判決の内容を報告。「虚偽の事実を公表して、2人のプロボクサーを社会的に抹殺しようとする行為は、到底許されない」「亀田選手らは、今回の事件で、莫大な経済的損害を被っている」と強調した。 ●JBC職員に320万
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