もうしばらく、演劇というものに行っていない。禁煙措置が不快だからである。しかし、「将軍江戸を去る」を観たことがなかったので国立劇場へ行って、やはり激怒した。 国立へ行ったのは五年前で、その時は喫煙者は外へ追い出されて、劇場前の床几で吸っていた。それだけでも嫌なのに、今ではその床几にすら「禁煙」マークがついていて、喫煙者ははしっこのほうに小さくなって吸っている。そういえばもうそうなっていると聞いていたようにも思うが、こんなのは憲法違反である。おとなしく片隅で吸っている連中も嫌である。だいたい何のために劇場外に床几があるのか。煙が嫌なやつは中のロビーにいればいいではないか。こんなのは「いじめ」である。もちろん俺はその床几で堂々と吸って、嫌がらせに吸殻をその辺へ捨ててきた。国立大劇場程度の大きさなら、中に喫煙室を作ってしかるべきである。 彩の国さいたまでも、喫煙者を外のしかも遠いところまで行かせ