田中角栄の秘書だった早坂茂のお父様が亡くなったとき、角栄はすかさず100万円を包んだ封筒を早坂に渡して、 こんな言葉とともに、彼を故郷に送り出したんだという。 坊主は金さえドカンとやれば何でもしてくれる。 おまえは19で国元を離れた身だ。一切合切、お袋さんやお姉さん、番頭の指図に従え。口出しするな。 通夜の客にはひっくり返るほどごちそうしてやれ。オヤジの功徳になる。 直会を寺でやるなら部屋をがんがん暑くしろ。客に風邪を引かせるな。 ガス中毒になっても困るから、外の空気も入れろ。 女は帰りに花を持っていく。その新聞紙も用意せよ。 葬式をきちんと仕切れば、世間もおまえを一人前と認め、扱ってくれる。 まだ若かった頃の「突破者」宮崎 学 氏が、当時対抗していた新左翼学生の集会を 襲撃するとき、部下であった学生に、こんな指示を出したんだという。 突入したらまず石を投げろ。 投げ終わっ