サマータイム報道で触れられていないこと (朝日新聞2008.6.6解説「温暖化対策で浮上、法案成立なら2年後から」をみて言及不足と思うこと) ○サマータイム導入の効果は大きいのか? NO!です。省エネ効果とされる143万トン(CO2換算)はわが国の総排出量12億5000万トン(2005年)の0.1%にしかなりません。さらに、この効果量は、もともとサマータイム推進派がはじき出した希望的数値だし、同時に提示されている「サマータイム導入による経済効果」が1兆2千億円もあって、これがエネルギー消費を増やすので結局は省エネ効果はほとんどないか、却って増加させます。 とくに交通や電気ガス水道、金融など全ての社会インフラと企業システムなどのシステム変更だけでも莫大なコストとエネルギー消費を必要とし、もちろん夏時間対応電気製品の新たな需要創出によってもエネルギー需要が増大します。(この新規需要があるので経