垣谷美雨さん『老後の資金がありません』が 天海祐希さん主演で映画化! 2021年10月30日いよいよ公開
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア) 作者: 多崎礼,山本ヤマト出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07メディア: 新書購入: 12人 クリック: 130回この商品を含むブログ (96件) を見る まずは、裏表紙のあらすじにもの申したい。「今年もまた二人だけの煌夜祭が始まった」これでは、二人の語り部が毎年一緒に煌夜祭をしているように読めませんか? 少なくとも、私はそのつもりで読み始めたので、軌道修正するのに少し手間取りました。この手の、著者以外の人がつけている帯とかあらすじとかを信じてはいけないものなのでしょうが、「今年もまた」さえなければ、なんの問題もなかったのが残念です。 さて、FT系のブログで評判の新人さんです。 私は作家の立ち位置とか、文学史的な流れで、というような評論的な読み方ができないので悔しいのですが、新人ということで評価されているところがあるのかな、と思
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア) 作者: 多崎礼,山本ヤマト出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07メディア: 新書購入: 12人 クリック: 130回この商品を含むブログ (96件) を見る 自分ランク:B 十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く。それが我ら語り部の生業。冬至の夜、我らは島主の館に集い、夜を通じて話をする。それが煌夜祭―年に一度の語り部の祭。お話ししよう。夜空を焦がす煌夜祭の炎壇でも照らすことの出来ない、真の闇に隠された恐ろしい魔物の物語を…廃墟となった島主の館で、今年もまた二人だけの煌夜祭が始まった―!第2回C・NOVELS大賞受賞作。−アマゾンより 世間では非常に評判の良い新人さんである。あとがきに書いてあったが、投稿し続けて十数年、まさに継続は力なりか。 架空の世界における連作物であるが、やはりそれだけの年数小説を書い
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア) 作者: 多崎礼,山本ヤマト出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07メディア: 新書購入: 12人 クリック: 130回この商品を含むブログ (96件) を見る 十八諸島の世界を巡り、各地で物語を集めては、ほかの土地へと伝え歩く、それが語り部。そしてその語り部が、夜を徹して語りつづけるのが煌夜祭だ。 しかし、その年、その島の煌夜祭に集まった語り部はわずかふたりだけだった。小夜啼鳥と頭蓋骨の仮面に顔を隠したふたりの語り部は、たがいに知るかぎりの話を語りはじめるのだが――。 第二回C★NOVELS大賞受賞作。新人賞の受賞作はあたりはずれが大きいが、この作品はよくできていると思う。 ひとつの物語のなかに入れ子細工のようにべつの物語を嵌め込む枠物語の形式が採用されていて、これが絶妙な効果をあげている。 ふたりの語り部が交互に物語を語っていくな
CD周辺の整理。CDの棚って他には使いにくくやっぱりCDを置くことに。 結構話題っぽいので読んでみた。版元情報より。 ここ十八諸島では冬至の夜、漂泊の語り部たちが物語を語り合う「煌夜祭」が開かれる。今年も、死なない体を持ち、人を喰う魔物たちの物語が語られる――第2回C★NOVELS大賞受賞作! アラビアンナイト風の「物語」のお話かと思いきや、2人の語り部の「物語」はバラバラに見せかけて一つに収束していくお話でした。楽しい試みだなぁ。私は名前を覚えるのが苦手なので途中かなり手間どりましたが、あとで読み直すとようやく理解できました。こういう話を一回で理解できる方って凄いと思う。語り部が語る「物語」だから一つ一つの話は割と淡々として理解し易いんです。つながりの部分を理解するのが私には大変でした。その大変さが楽しかったです。
「煌夜祭」多崎礼(C★NOVELS Fantasia) 十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く。それが我ら語り部の生業。冬至の夜、我らは島主の館に集い、夜を通じて話をする。それが煌夜祭――年に一度の語り部の祭。お話ししよう。夜空を焦がす煌夜祭の炎壇でも照らすことの出来ない、真の闇に隠された恐ろしい魔物の物語を…… 廃墟となった島主の館で、今年もまた二人だけの煌夜祭が始まった――! 第2回C★NOVELS大賞受賞作 18の島からなる世界(十二国記を知ってる人はその地図を思い浮かべると近いかも)を舞台に、二人の語り部によって紡がれる人に生まれながら人を喰らう悲しい魔物にまつわる物語。 二人の語り部が交互に話を語っていく短編連作の形。 最高! 切なく美しい物語。とても新人とは思えない完成度。 まず魔物とは何かとか十八諸島の成り立ちなどの設定部分が分かる話から始まり、段々と
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア) 作者: 多崎礼,山本ヤマト出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07メディア: 新書購入: 12人 クリック: 130回この商品を含むブログ (96件) を見る ファンタジー好きならば読んでみるべきだ、と他のブログさんで紹介されていたので購入してみた作品。 物語は、鳥の面を顔につけた『語り部』と呼ばれる者達が夜通しで話続ける『煌夜祭』で、二人の『語り部』が出会うことによって始まります。 老齢に見えるトーテンコフを前に、持ち話の少ないナイチンゲールは自信を失い、話を語りたがらないが――― 『魔物』という共通の話を通じて、徐々に明らかになる戦争の真相、そして二人の『語り部』の接点。悲劇なのか、恐怖なのか、それとも感動なのか、二人の語る話が終わるまで、結末がどうなるのか分からない緊張感が堪りません! 気づいたときには、エピローグにたどり着い
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア) 作者: 多崎礼,山本ヤマト出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07メディア: 新書購入: 12人 クリック: 130回この商品を含むブログ (96件) を見る 第二回C*NOVELS大賞受賞作。 千夜一夜物語を下地に作られたファンタジィ。十八諸島と呼ばれる島国のひとつが舞台となっており、二人の語り部が交互に自分の知っている話を語るという形式を取っている。まず、その舞台設定からして魅力的だ。どうして語り部たちは仮面を被り己を秘しているのか、煌夜祭に語り部たちが集まり夜通し話をするのはどうしてなのか、魔物は一体なんなのかどうして存在するのか、そしてこの二人の語り部はどうして他に誰もいない廃墟で煌夜祭を行っているのか――。これら設定が持つ謎が気になって、リーダビリティが非常に高く感じるのだ。 さらに二人の語り部によって語られる七つの物語が
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