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ブックマーク / mmmichy.hatenadiary.org (4)

  • 2006-10-22

    晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編> (ミステリ・フロンティア) 作者: 大崎梢出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/09/30メディア: 単行 クリック: 12回この商品を含むブログ (90件) を見る駅ビルの書店「成風堂」での事件はまだ続いていた。先日も、ある事件の容疑者が主張した「成風堂書店でを買っていた」というアリバイが、ちょっとしたことがきっかけで証明された。すっかり書店探偵として知られるようになった杏子と多絵の元に、地元・長野の書店に勤めている元同僚から「店に幽霊が出る」という手紙が届けられた。しかもその幽霊の存在が、その書店の存亡の危機に係わっているらしい。杏子と多絵は早速休暇を取って、元同僚・美保のいる町に向かった。 書店員が大活躍する探偵シリーズの第二弾にして、初長編。作者は元・書店員だけあって、書店の裏事情的な話は今回も楽しめる(アリバイ証明のネタも

    2006-10-22
    umikawauso
    umikawauso 2006/11/25
    「いくら「存亡の危機」と言われたとしても、幽霊が出たくらいのことで書店員が何日も休みを取ることは不可能に近い。」
  • 2006-10-15

    八月の熱い雨 <便利屋<ダブルフォロー>奮闘記> (ミステリ・フロンティア) 作者: 山之内正文出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/08/30メディア: 単行 クリック: 9回この商品を含むブログ (20件) を見る 便利屋「ダブルフォロー」を運営する皆瀬泉水が出会う奇妙な依頼とそこから明らかになる意外な真実――オートバイが大好きなおじいちゃんがそのオートバイほ手放して塞ぎ込んでいる。きっかけは事故だったらしいのだが……「吉次のR69」、メールでの謎の依頼「ボクたちのデートをビデオで撮って欲しい」の真意は……「ハロー@グッバイ」、老婦人からの依頼「亡き夫が所蔵していたを読んで欲しい」を受けていたところ、その家には謎の無言電話が掛かっていた……「八月の熱い雨」、買い物代行の依頼で向かった家はゴミ屋敷だった……「片付けられない女」、長年「郵便将棋」をしていた相手からの指し手を

    2006-10-15
    umikawauso
    umikawauso 2006/11/09
    「リーダビリティも高く、ミステリとしても傑作と呼べるレベルに達していると思う。」
  • 津原泰水『ブラバン』 - 政宗九の視点

    ブラバン 作者: 津原泰水出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2006/09/20メディア: 単行 クリック: 29回この商品を含むブログ (119件) を見る1980年に高校時代を迎え、ブラバンに所属していた僕は、四半世紀経った今は酒場をやっている。そこに飛び込んだのは、バスクラリネット・皆元の訃報と、トランペット・桜井さんの結婚話だった。桜井さんは、かつてのブラバンに再集結してもらって披露宴で演奏して欲しい、と僕たちに持ちかけてきた。そして僕は当時のメンバーたちに連絡を取り、そのたびにあの頃を思い出す――。 広島出身の著者が、広島の高校と街を舞台に、全編広島弁で描いた青春群像劇。多くの登場人物を完璧に描き分けながら、現在と過去を自在に行き来する。「かつてのブラスバンドを再結成させる」というネタは青春ものとしてはベタでもあるが、大きな盛り上がりがあるわけでもないのに、一人一人の物語が

    津原泰水『ブラバン』 - 政宗九の視点
    umikawauso
    umikawauso 2006/10/29
    「大きな盛り上がりがあるわけでもないのに、一人一人の物語が淡々と浮き彫りになっていく。」
  • 乙一『銃とチョコレート』 - 政宗九の視点

    銃とチョコレート (ミステリーランド) 作者: 乙一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/05/31メディア: 単行購入: 4人 クリック: 76回この商品を含むブログ (319件) を見るその国では、富豪の家から財宝が盗まれる事件が頻発していた。現場に「GODIVA」と書かれたカードが残されることから、いつしか「怪盗ゴディバ」と呼ばれるようになる。そして、怪盗ゴディバを捕まえるために名探偵ロイズが活躍しており、ロイズは国の子どもたちの憧れの的だった――移民の父とこの国の母の間に生まれたリンツは「移民の子」として子どもたちにからは虐めの対象となり、差別されていた。そんなリンツの父親は半年前に病気で死んでしまった。リンツは、父の形見の聖書から謎の地図を発見する。これは怪盗ゴディバに関する手掛かりなのか? そしてリンツはひょんなことから、探偵ロイズと出会ってしまった。 乙一が、読者を

    乙一『銃とチョコレート』 - 政宗九の視点
    umikawauso
    umikawauso 2006/10/21
    [乙一][銃とチ]「子どもに教えるにはやや躊躇われる真理も堂々と描いてしまう」
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