オーストリア・ウィーン(Vienna)のシェーンブルン動物園(Schoenbrunn Zoo)で飼育されているクロクマ(2009年6月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOE KLAMAR 【2月19日 AFP】冬眠中、クマは大いびきをかく。突然の音にはっとすることはあるが、完全に目覚めるわけではない。そして、冬眠中に食べ物を一切とらなくても、母グマの妊娠は順調に進行する。 米アラスカ州立大学フェアバンクス校(University of Alaska-Fairbanks)の研究者らは、冬眠するクマが5~7か月間、新陳代謝率を低く維持できる仕組みを明らかにして、心臓発作や脳卒中などの重大な外傷から患者を救う手だてを見つけようという研究を行っている。その詳細が18日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 心臓発作や脳卒中などでは、脳に酸素を運ぶ血液供給が急激に減る一方で、血液
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