以前に比して薄れているとはいえ,わが国では未だに「男の腕一本で一家を養うべし」というジェンダー観念が蔓延っているように思います。女性が結婚相手に求める年収の水準が高いという事実が,これを物語っています。 http://tmaita77.blogspot.jp/2014/02/blog-post_7.html しかし,世界を見渡せば,そうではない社会も存在することでしょう。夫がいる働き盛りの女性のうち,「主たる家計支持者(chief wage earner in my house)」はどれくらいいるか。今回は,この指標の国際比較をしてみようと思います。 資料は,2010年から14年に実施された『世界価値観調査』です。私は,本調査のローデータの多重クロス集計を行い,30~40代の有配偶女性の数を国ごとに明らかにしました。日本の場合,その数301人です。 http://www.worldvalu
![家計を支える女性の出現率の国際比較](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/78b8b203fb6a19f2eda6524980839bad5f281aab/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2F4.bp.blogspot.com%2F-CmnCfRi92og%2FU28OxgZOpFI%2FAAAAAAAAGS0%2FVoUKB_XXQVU%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2F%25E5%25AE%25B6%25E8%25A8%2588%25E6%2594%25AF%25E6%258C%2581%25E5%25A5%25B3%25E6%2580%25A7.png)